わたしの生きた証～絆～ (ページ25)

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次の日－

朝から病院にきていた。

診察室のそとに掛かっている今日の担当医は山田涼介先生になっていた。

看護師｢大野さん、診察室へどうぞ｣

中から顔を出した看護師さんに呼ばれる。

中へ入ると相変わらずイケメンな山田先生。

横の壁には私のいろんな部分のレントゲン画像

脚、脳、胸。一体どこが悪いのだろう。

山田｢ひさしぶり。Aちゃん。｣

A｢こんにちは。｣

先生がどうぞと椅子を勧めてくれる。三個用意されているので、私が真ん中に座りその両端に父と母が座る。

山田｢今日はAちゃんに話があるんだ。｣

A｢あの！私は、私は、何の病気なんですか…？｣

思わず聞いてしまった。山田先生が話す前に。でも聞かずにはいられなかった。

山田先生を見ると一瞬驚いた顔をしたが、すぐに冷静な顔に戻った。

そしてゆっくりと口を開く

山田｢Aちゃんは脊髄小脳変性症という病気なんだ｣

A｢脊髄…？｣

全く聞いたことのない名前だった。