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その日の夜は準備万端で寝坊しないように目覚ましもちゃんとセットして
ベッドに入った
眠たいはずなのに、なぜか私が緊張しているのかすぐに眠れず
考えごとが浮かんでは消えていくを繰り返していた
廉のお母さんについての情報はあまりにも少なく
数日でそのお母さんを見つけ出せるかは正直不安しかなかった
でも、もし見つけることができたら
お母さんがどうして廉を預けたのかも
戻ってこなかったのかも
施設にも連絡が来ないのかも
全部の疑問が明らかになる
だけど、その事実が廉にとって
喜ばしいことなのかどうかはわからない
最悪の場合だって考えられる
これはただの再会じゃない
分からないことだらけだけど１つだけ言えるのは
たとえ何があっても私が廉のそばにいるのは変わりないし
廉を支えるって決めたことは微塵も揺らいでないってこと
どんなに残酷でも時間をかけて2人で乗り越えればいいんだ
そう考えるようにしたら、自然と眠っていた
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作者名：紫陽花
| 作成日時：2019年3月9日 15時
