涙雨が止むその日まで、、、3 (ページ36)

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廉side

「廉のお母さん。はじめまして。白石 Aです。」

急に口を開いたかと思うとAは真っ直ぐな瞳で墓石を見つめ語りかける

「私にとって、廉は家族のように大切で

いつでも一生懸命な廉は誰よりもキラキラしていて

その分たくさん人より大変なことを背負って来てるはずなのに周りを頼れない

そんな不器用なところもあるけど、

私はそんな廉のことが大好きです。

これからも廉のそばにいたいし、楽しい時は一緒に笑って、悲しい時はその悲しみを分け合いたい。

廉にたとえ迷惑がられたとしても、廉の隣にいることをやめません。

廉が幸せになれるように、廉がいつでも笑っていられるように、私が廉のことを支えます。守っていきます。

だから、お母さん、安心してください。

それから廉を生んでくれてありがとう。

お母さんのおかげで私はこうして廉に出逢うことができました。私は今、廉と毎日生きれて幸せです。

その幸せをいつか分かち合えるように廉と2人で歩いていきます。時に険しい道もあるかもしれないけど、必ず乗り越えてみせます。

だから、お母さんはそこから見守っていてください。

廉のお母さん、ありがとう。」