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1 . 出会い ページ2

真昼 side


俺はいつも通り登校する。


虎雪「真昼おはよー」

龍征「はよっ」

真昼「おはよ、虎雪に龍征」

桜哉「まーひーるおはよ〜!!!」

龍征「桜哉、朝からうるさい」


通常運転の桜哉、いつも通りの虎雪と龍征。


先生「お前らー席につけ。
今日は転入生が来たぞ」


先生のその一言で教室がざわついた。


桜哉「真昼真昼!転入生だって!
美人な女子だったら真昼が狼になっちゃうn」

真昼「ならない!!」(チョップ)

桜哉「痛っ!」

虎雪「真昼、どんな子か楽しみだね」

真昼「そうだな虎雪」

龍征「桜哉ー大丈夫か〜?」

桜哉「・・・さてっ、今のはどこまでが嘘でしょーkヘブァッ」


桜哉には龍征のチョップが決まった。←


先生「入ってくれ!」

「ガラッ」

『・・・夕凪優哉です、よろしく』


彼は、制服の上にカーキのぶかぶかのロングコートを着ていた。


先生「夕凪は、制服がまだ届いていないためこんな格好だ。
席は城田と綿貫の間だ」


夕凪さんは俺たちの間の席に座った。


真昼「よろしく夕凪さん、こっちは桜哉」

桜哉「よろしく優哉」

『・・・よろしく』


それだけ言うと夕凪さんは寝た。


・・・んっ?寝た!?


そしてゴゾゴゾなんか動いてる?


ポケットから小さな犬?が出て来た。


そして、夕凪さんはほとんど一日中寝てた。


授業が終わると夕凪さんは起きて帰り支度を始めた。


桜哉「優哉ー今日遊びに行かね!!俺ら4人で」

龍征「ごめん、俺パス」

虎雪「僕も、ごめん」

桜哉「マジか・・・じゃぁ俺ら2人で!!」

『無理』

桜哉「即答!お願い!!」


無言で帰ろうとする夕凪さん。


ふと手に目をやると青く腫れていた。


真昼「夕凪さん、その手どうしたの!?」

『別になんでもない』

真昼「なんでもないことない」

『大丈夫』

真昼「大丈夫なわけない、シンプルに考えて保健室に行くぞ」


俺はそう言って桜哉と夕凪さんを強制連行した。


なんか、妙に手首が細かった。


そして夕凪さんは思ったより黙って連行されていた。←


これが俺と夕凪さんとの初めて出会った日のことだった。

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作者名:オオムラサキ | 作成日時:2017年8月4日 22時

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