小さな幸せ 4

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私「完全にもたれてる……」



ミ「あたりまえだよ、
ムキになって、あんな食べるから(笑)」





食べ終わって会社までの
道のりが長く感じるほど、お腹が苦しい



しかも、これ、月一のものが
きそうな予感



そんなお腹の重さと、腰の重さで、
若干テンションが落ちる




私「残業しないで帰ろ」



ミ「月曜日だしね、そうしよ(笑)」





仕事中、トイレに行くと
やっぱり、女の子の月一のものがきてて、



時間が経つほど、お腹が痛くなってくる





ミ「顔色悪っ(笑)
A、毎月重いもんね、
早く帰った方がいいよ」



私「うん、そうする〜、
おつかれさま」





もう早く帰ろうって
思ってる時にかぎって、



受付の前で、さらちゃんに声を
かけられる





さ「Aさん！」



私「おつかれさま、また明日ね」





絶対昼のこと、
言ってくるんだろうなって
思ったから、



早く逃げようと、
歩いたまま、明日ねって言ったのに




さ「さっき、そこでドラマの撮影
してたの知ってます？
わたし、エキストラさせて
もらっちゃった」




やっぱり自慢してきて
私の足を止めるんだ




さ「みっくんのドラマですよ、
すごくないですか？」



私「そうなんだ、良かったね」



さ「あ、Aさんは、
元カレのドラマなんか見ないか」




……元カレ



朝、新しい彼氏とか言ってたもんね、



面倒くさっ



もう、そう思わせておこう





私「うん、見ないかもね」




私の答えに、
嬉しそうに帰っていったさらちゃん





もう、ほんとに



なんなの、なんなの、なんなの？







バシッ！



バシッ！




北「ただいま〜」




バシッ！



バシッ！




北「……何してんの？」





あまりにムカついて、



大好きなハンバーグ食べてやろうと



作りながら、お肉に八つ当たりしてたら



いつの間にか帰ってきたみっくんの



声が聞こえてきて、手がとまる





私「……ハンバーグ作ってるの」



北「憎しみこもってますけど？(笑)」



私「こめてるもん」



北「愛情こめてもらえます？」




隣りに並んで、顔を覗きこんでくるから、
じとっと見つめる




北「え、俺なんかしたっけ？(笑)」




キョトンとしてるみっくん

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