My dear. (ページ14)

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JS｢、、、、、｣

Aのことを考えているといつの間にか登り始めた太陽。

そして、背後に感じる気配。

JH｢シュア。何してんのこんな朝早くから｣

JS｢ジョンハナ。おはよ｣

ふわぁ～と大きなあくびをしながら珍しく早起きなジョンハンが隣に来る。

JH｢朝日、綺麗だな｣

JS｢ん、、、

あの日からさ、今日で６年なんだ｣

JH｢、、、。

そっか、そんなに経つんだな｣

ジョンハンにはAとのことを全部話した。

メンバー達も僕に忘れられない女の子がいてその子を探しに韓国に来たことは知っている。

けど僕とAのことを全部知っているのはコイツだけだ。

JH｢、、、ずっと思ってたんだけどさ、

もし、Aちゃんを見つけたら、

ジスはSEVENTEEN辞めんの？｣

ジョンハンからの質問は鋭く胸に突き刺さった。

JS｢、、、。

最初はさ、

Aを見つけるためだけに韓国に来たんだ。

歌は好きだけど、アイドルで食っていこうとか思ってはなかった。

でもさ、

みんなと出会って、SEVENTEENとしてデビューして、ステージに立っているうちに

僕の中でSEVENTEENの存在は簡単に捨てるには大きくなりすぎた。

だからもしAを見つけてもSEVENTEENとして、みんなと一緒にステージに立っていたい。

もちろんSEVENTEENのためにAを手放すことなんてしないけど。

、、、どっちも手に入れたいと思うのはワガママかな？｣

JH｢ふはっ、なんか、安心したわ｣

そう言って笑うと僕の肩に回される腕。

JH｢これでどっちか手放すとか言ったらぶん殴るとこだった(笑)｣

JS｢こわ(笑)｣

JH｢、、、頑張れよ。

あ、いや頑張ろう、か｣

JS｢、、おう｣

ちょっとしたハニの優しさが胸に染みて少しだけ泣きそうになった。