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「カルナさん、今日はありがとう。またよろしくね」
「ああ、お前が望むなら。＿＿マスター、還るまえにひとついいか」
「ん？」
昨日、訓練の一環で、令呪でカルナさんを呼び出した。一日どっぷり戦いに付き合ってもらったあと、彼が還る前にわたしにキラリと輝くそれを差し出してきたのだ。
「え、これ…！」
「以前も渡したことがあったな。作り方は覚えていたのでまた打ち直した。今回は改良も加えているぞ」
相変わらず無表情なカルナさんだったが、長い付き合いのわたしにはわかる。これはドヤ顔だ…！
受け取って欲しい、と言われ、触るのも躊躇われるようなそれをそっと手に取る。彼が言う改良というのはすぐに分かった。
「前回はピアスだった。ただお前にはピアスホールがなく、それが唯一の失敗だったと言える。イヤリングにすれば常時つけていられるだろう」
唯一の失敗、というか、そもそも自分の鎧を砕いてアクセサリーを作るという発想自体が失敗というか悪手というか申し訳なさ過ぎるというか…。その言葉を呑み込んでお礼を言うと、カルナさんはふっと笑った。
…やばい。今の笑顔は100万ドル。いやそれ以上。
「それがあれば、令呪を使わずとも詠唱のみでオレを呼び出せる。オレの望みは、より一層お前の力になることだ」
っ、か、カルナさん……！
＊＊＊
「てなわけで、これがあればいつでもカルナさんを呼べるんだけど。…はぁ、カルナさん…！尊すぎる…！！施しが過ぎる！！」
「Aちゃんのテンションが謎すぎる！？」
「笑顔が100万ドルってなんだ」
「そんくらい綺麗ってこと！いや、あの笑顔をお金に例えるなんてできない！プライスレスに変更して！」
「Aちゃん、ラーメン伸びとるよ…」
事のあらましを説明しているうちに、食堂に到着し、注文を終え、料理が目の前に並んでいた。気が付けばみんなは結構食べ進めている。わたしも慌ててラーメンを啜った。結構伸びてる。
「確かに、すごくかっこいい人だったもんね」
「でしょ！？まあカルナさんの尊さは顔の綺麗さだけじゃないけど」
「A、なんか目が……怖えぞ」
「轟君が言葉を選んでいる…だと！？」
自分でも相当キモイと思うが、カルナさんの話になると止まらないのだ。第二特異点から一緒に頑張ってきたこと然り、人理修復後もカルデアに残ってくれたこと然り。本当にカルナさんにはよくしてもらっていると思う。
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闇音(プロフ) - 初めまして。こちらのシリーズのお話、いつも楽しく読ませていただいています。ジーク君と1日デートするというリクエストは可能でしょうか？本編ならびに番外編も更新を楽しみにしています。 (2020年3月28日 1時) (
レス) id: f425466021 (このIDを非表示/違反報告)
牛乳(プロフ) - いつもぜんざいさんの小説を楽しく読ませて頂いてます(>_<)すみませんリクエストなのですが、キングプロテアちゃんと夢主ちゃんとA組のお話が見たいです…！更新楽しみにしてます！ (2019年4月25日 20時) (レス) id: 2e7f27e19e (このIDを非表示/違反報告)
リリカ(プロフ) - こんにちは！いつも楽しみにしてます！ リクエストで岡田以蔵と夢主とA組の話をお願いします！ (2019年1月4日 9時) (レス) id: 317858aab0 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンヌオルタサンタリリィ - 初めまして！インド兄弟楽しみです！それからリクエストよろしいでしょうか？私はロビンとビリーが取り合うのがいいです！ (2018年10月11日 17時) (レス) id: 9d73ceb014 (このIDを非表示/違反報告)
夜ト(プロフ) - インド兄弟の続き楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2018年10月6日 16時) (レス) id: fa8e26fbdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぜんざい | 作成日時：2018年5月27日 11時
