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(一話間違えて削除してしまっていたので書き直しです。すみません！)
「おかあさん、うれしい？」
「嬉しいよ、ありがとう！」
4人まとめて抱き締めると、きゃーと可愛い悲鳴が上がる。その声につられたのか、女子陣を筆頭にクラスの子が集まって来た。
「かわいい！その子たちもサーヴァント？」
「そうだよ。お弁当を届けに来てくれたみたいで」
「こんな小さな子たちだけで？帰り道とかちょっと危ないんじゃ____」
「ご心配には及びませんよ」
涼やかな声と共に、もう1人教室に入って来た。蜂蜜色の目を細めてゆるりと笑う男。ピアスが軽やかに揺れている。わたしは思わず彼の名前を呼びそうになった。
「あまっ……ルーラー！？なんでここに」
「お師匠さん！」
「彼女たちの監督役です。さすがに幼い少女たちだけで外を歩かせるのは心配だったので」
さすがにいつもの神父の服装はやめたらしい。白いシャツに黒いジャケット、タイトなジーンズ。胸には十字架のネックレスが光る。
「よくその格好でここまで来れたね」
「何を言ってるんです。私は永遠の17歳ですよ、不審がられることもなく普通に入りました。事情を話して」
「本当のことなんだけどなんか腹立つ」
あははと声を出して笑う天草。サンタリリィが側にいると更に顕著だが、この男はよく笑うのだ。企んでいる時の胡散臭い笑い方とはまた別に、年相応の少年らしい笑みで。
「ルーラーもありがとう。ここまでわざわざ来てくれて」
「……ええ。あ、いや、礼を言われるほどのことでは」
「…？どうかした？」
お礼を言うと、天草の表情が少し固まった。どうかしたのか、と聞けば、小さな声で、大したことでは…と呟く。
「貴方がルーラーと呼ぶのは、あの聖女だけでしたから。新鮮だったというか、なんというか」
「正しく成長した方の私ですね！」
忘れてください、と天草は首を振った。そしてあからさまに話題を逸らされ、この話はここで終わりだと区切りをつけられる。その時、後ろでの会話が耳に入って来た。
「よし、じゃあ兄ちゃんと腕相撲でもするか！」
「いいわよ！負けないんだから」
上鳴くんがアビゲイルと腕相撲をするらしい。やばい、と冷や汗が伝った。上鳴くんはちょっと遊んでやるくらいの気持ちでいてくれているのかもしれないが、アビゲイルの筋力は、
「止めましょう、マスター」
「え、ルーラー、」
「言ったでしょう、心配だから来たんですよ。見た目に騙された人間たちのことが」
____そっちか。
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闇音(プロフ) - 初めまして。こちらのシリーズのお話、いつも楽しく読ませていただいています。ジーク君と1日デートするというリクエストは可能でしょうか？本編ならびに番外編も更新を楽しみにしています。 (2020年3月28日 1時) (
レス) id: f425466021 (このIDを非表示/違反報告)
牛乳(プロフ) - いつもぜんざいさんの小説を楽しく読ませて頂いてます(>_<)すみませんリクエストなのですが、キングプロテアちゃんと夢主ちゃんとA組のお話が見たいです…！更新楽しみにしてます！ (2019年4月25日 20時) (レス) id: 2e7f27e19e (このIDを非表示/違反報告)
リリカ(プロフ) - こんにちは！いつも楽しみにしてます！ リクエストで岡田以蔵と夢主とA組の話をお願いします！ (2019年1月4日 9時) (レス) id: 317858aab0 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンヌオルタサンタリリィ - 初めまして！インド兄弟楽しみです！それからリクエストよろしいでしょうか？私はロビンとビリーが取り合うのがいいです！ (2018年10月11日 17時) (レス) id: 9d73ceb014 (このIDを非表示/違反報告)
夜ト(プロフ) - インド兄弟の続き楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2018年10月6日 16時) (レス) id: fa8e26fbdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぜんざい | 作成日時：2018年5月27日 11時
