あなたへと歌う (ページ27)

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「…ありがとうございます。では目黒Aさんにお伺い致します。
大谷さんとは1度高校生の時に離れてしまったと思うのですが、そこで想いの熱は冷めなかったのでしょうか？」

「私はその時彼への気持ちを自覚していなかったのでどうとも言えないのですが、やはりずっと隣で育ってきたので少し寂しさは感じていました。」

「ありがとうございます。お互いの告白のタイミングをお聞きしてもよろしいでしょうか？」

「では私から。メジャーリーグに行く年のシーズンオフ、電話で彼から告白されました。」

「ありがとうございます。では目黒さんはその場ですんなりと快諾したということでしょうか？」

「家、すんなりということは無くその場で翔平くんに浮かれすぎなんじゃないのと言った覚えがあります。笑」

「ありがとうございます。ではその場でお断りしたということでしょうか？」

「いえ、そうではありません。その場で凄く粘られてしまって最終的には私が折れました笑」

「ありがとうございます。では次にご家族の反応を大谷さんからお願い致します。」

「えっとー…僕の親は「ずっと好きだったものね」と笑っていました。収まるところに収まったという感じというか。」

「私はやっぱりねという感じでした。反対はされませんでしたし「翔平くん以外の人連れてきたらぶん殴るところだったわよ」と言われました笑」

「ありがとうございます。大谷さんは犬系で嫉妬深いとお聞きしたことがあるのですがそこはいかがでしょうか？」

「そうですね…嫉妬されていると気づいたことが無いので分からないのですが嫉妬されないように頑張りたいなと思います」

「ありがとうございます。では次大谷選手にお聞き致します。好きなタイプは高身長でかわいい系と仰っておりましたがAさんはどうなのでしょうか？」

「そうですね…実際それを答えた時にはもうAちゃんの事が好きでしたのでカモフラージュのためですね。
でもまぁ、Aちゃんの顔は可愛い系なんじゃないかなとは思います」

「そろそろお時間がまいりましたのでここら辺で失礼致します。皆様ありがとうございました。」結婚会見が終わった。