episode18 ページ18
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「えっ先生、ユンギ先輩の担任なんですか？いいなぁ、羨ましい…ユンギ先輩のこと見放題じゃないですかっ」
「まぁ。きみはユンギのこと好きなんだね」
「大好きです！あっ、じゃあユンギ先輩が好きな女の子とか分かります？」
「分かるわけないでしょ。そんな事情まで把握しないし」
「……使えないな」
「ん？」
ユンギ先輩の担任ということで色々聞き出そうとしたのに、大した収穫はなかった。
苦味を我慢して飲んでるコーヒーもあと半分。
「ユンギ先輩、優しいけど私のこと女の子として見てくれてるかわからないから…」
「告白は？」
「してないけど、何となく気づいてると思います」
「なるほど…」
「何か女の子からされて嬉しいアピール方法とかありますか？」
「んーー特別だよってことをさりげなく言われると嬉しいと思う」
言ってる気がする。おかしいな。
「ボディータッチとか」
かなり触ってるよ私。
「……デートに誘ってみたら？」
「デート！！それだっ！」
前に休日会った時はは偶然流れでああなったから、正式なデートではなかった。
ちゃんと私から誘えば、わざわざ休日に2人で会いたい＝そういうことだと意識してもらえるかもしれない。
「上手くいったら先生に報告しにきますね」
「いや、しなくていいよ別に」
「…私たち友達じゃ？」
「いつなったの？」
「え…」
そして、数少ない友達リストにソクジン先生が加わった(無理やり)。
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作成日時：2021年7月18日 20時
