解除不能状態 ページ27
サタン「さあ、Aちゃん。姿をあらわすんだよ。」
A「…これ効果切れないと無理。」
サタン「…は?」
あ、口をぽかんと開けてる…
A「だから、5分経たないと効果は切れないの!それまでずーっとこのまま!」
サタン「そう…なのか…。」
シェゾ「ふーん、そうなんだ。そういえば、
魔女からもらったこのネックレス、試してみたかったんだよな。ザダークネスオブスター。」
ナーエの森だけ夜になり星が瞬いた。そして闇の霧が立ち込めた。
サタン「周りが見辛い。」
A「霧?みたいのみえないけどなぁ。」
シェゾ「Aには効かないのは俺がAの姿が見えない効果が効かないのと同じだな。」
A「やっぱり親戚だと効かないんだね。」
サタン「親戚?」
A「言っちゃった…」
シェゾ「…サタンには知られたくなかった。」
サタン「どこが似てるんだ?」
A「それがわからないの。」
サタン「物静かなところとかか?」
A「そうかもっ!」
サタン「なんだ?短剣か…。」
A「その傷で痛くないってことは人じゃないんだね。あ、ツノ生えてるからそもそも違うか。」
サタン「その口調が似てるな。」
シェゾ「そうか?っと。」
サタン「また剣か!」
シェゾ「確かにこの傷で痛がらないのは変だ。」
A「シェゾと親戚だったと言うことは…
なかったことにしてね。」
サタン「言われなくともそうする。」
シェゾ「本当にだぞ!?」
A「ていうことはシェゾはいとこだね。お兄さんだね!」
シェゾ「お兄さん!?…なんか嫌だな。」
A「じゃあシェゾ兄さんって呼ぶかな…
年上だし。」
サタン「平気な顔で言ってるのが不思議だ。」
シェゾ「…俺は嫌だぞ。」
A「でもそう呼ばないといけないんだよ
年齢的に、今度からそう呼ぶ。」
シェゾ「まあ、いいか。勝手にそうしろ。」
A「ありがとうシェゾ兄さん。」
サタン「何だこれ…。」
A「じゃあね!」
シェゾ「…じゃあな。」
サタン「私も帰るとしよう。さらばだ!」
A「いとこかあ…クールかもしれない物静かないとこ。年下で騒がしいいとことは大違いだな。」
Aはメモ帳のようなものにメモした。
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作者名:ピ使い | 作成日時:2017年2月12日 16時