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ここはとある町。
今日は裁判のためにやって来ていたのだが、そこで民間人を襲う海賊と遭遇する。
何とか応戦を試みるも1度は殺され、その後順当に復活したはずが──……
「おいおい、さっきまでの威勢はどうした？」
(む、無理無理！戦えないッ)
こ、こ、こんな恥ずかしい格好で集中なんて出来ないよ！
避難誘導後だから辛うじてギャラリーは少ないけど、にしても過ぎるよ！！
「反撃してこねェとは、本当におれ達と遊びたかったのか？お嬢ちゃん。
おい、この女を船に連れて行け。政府の人間なら後々使えるだろう」
「了解でさァ。
へっへっへ！誘われた分、後でたっぷり可愛がってやる」
この時、特に意識はしていなかった。
『やっ……やめてくださーーーいッ！！！』
しかし突然肩を抱かれた嫌悪感からか、私は知らぬ間に
──ビリビリ、バリリッ！！！
「うぎゃぎゃ！！！」
その雷鳴と悲鳴の大きさに、羞恥から閉じていた瞼を開ける。
私の肩を掴んだと思しき男は、黒焦げの身体を痙攣させながら倒れていた。
も、もしやこれ……"エレクトロ・パワー"……！？
これじゃあ本当にエレクトロガールじゃん私っ！
「！
この女ッ……」
「ええい調子に乗りやがって、殺しちまえ！」
これをきっかけに、海賊達も臨戦態勢に入る。
船長の合図で襲いかかってくる船員達。
しかし当の私は今の力をどうやって使ったのか良く分かっていない。
『わぁ！？！？！？』
や、ヤバい。変身した状態で受けた傷は残る。
つまり変身してる時に死んだら本当に死ぬっ！
ここで普段通り六式を使っていれば、難なく事は済ませられたのかもしれない。
しかし今回は動揺し過ぎて正常な判断が出来ず、ただひたすらに"さっきの技が使えますように"と祈ることしか出来なかった。
何とかなれ、と目を瞑る。
しかしその瞬間、聞き馴染みのある声がしたのだった。
「見ない内に随分と危うい格好しとるのう」
『！
あ……カク』
その声の主は──今日一緒にこの町を訪ねていた、CP9時代からの同僚。
私が口を開く前にも、カクは海賊達を全員地に伏せさせていた。
……助かった！
けど変身姿を見られたよ！！うわーんっ！！！
「……」
『……あ、あの。これには理由が……』
「……」
しかも思ったよりガッツリ見てくる！出来れば見なかったことにしてほしかったのに！！
「……成程のう。
そういう使い方もあるんか、その能力は……ふむ」
『も、もう見ないで〜……』
"後学のためじゃ"とか何とか言ってるけど、どんな学問なのそれは！？
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なめこ(プロフ) - ワサ六さん» ワサ六様、掲載承諾の旨ありがとうございます！本当にイラストが可愛くて、今も見返す度に叫んじゃってます(笑) 引き続きよろしくお願いいたします〜！ (5月8日 12時) (
レス) @page12 id: 1b44704fa6 (このIDを非表示/違反報告)
ワサ六(プロフ) - なめこ様に喜んでもらえてすごく嬉しいです、ありがとうございます‼掲載の件は全然okです。嬉しいです。これからもなめこ様の作品楽しみに待っています。 (5月7日 21時) (レス) id: 2f36cd8639 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ(プロフ) - ワサ六さん» ワサ六様、勿体なきお言葉感謝します。それにッ滅茶苦茶可愛い〜主人公イラストまで！？！？！？本当にありがとうございます(感涙) 差し支えなければ、こちらのイラストを本作内で紹介することは可能でしょうか……？(画像URL・作者様ページの掲載を予定しております) (5月7日 21時) (レス) id: 1b44704fa6 (このIDを非表示/違反報告)
ワサ六(プロフ) - キャラと主人公の絡みが好きです。本編のストーリーも作りこんであって、読み直すたびに感動しています。 主人公ちゃんの想像図が違かったら申し訳ないのですが、描いてみましたhttp://uranai.nosv.org/img/user/data/b/7/1/b71223cc1592d17cd402898327c4c5b5.jpeg (5月7日 15時) (レス) id: 2f36cd8639 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ(プロフ) - 酢さん» 酢さん、温かいコメントありがとうございます！私がネロ君好きなのもあり(笑)、今後もちょくちょく出していけたらと思います。引き続き更新頑張ります〜！ (2023年3月4日 8時) (レス) @page3 id: 1b44704fa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なめこ | 作成日時：2023年2月27日 14時
