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キラキラ光る彼の名は ページ9
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八乙女くんのことは苗字で呼んでいたけれど、
ある日彼は「苗字は堅苦しいから、名前で呼んで欲しいな。」と言ってきた。
急に呼び方を変えるのは、少し違和感があって照れ臭かった。
それでも勇気を出して、
「光くん」
と呼ぶことができた時はとても嬉しかった。
彼も私のことを、「Aちゃん」と呼んでくれるようになって、
一気に距離が近付いた気がした。
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光くんと仲良くなると、
家でも彼の話をすることが増えてきて、
その度に雄也にからかわれた。
「お前、そいつのこと好きなんじゃねぇの？」
そう言われた時は流石にドキッとして、
好きということについて考えてみたが、
私の光くんに対する気持ちは
友達としての「好き」だろうな、と、その時は思った。
光くんも、私と一緒にいて、楽しいと思っていてくれたかな？
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作者名：はー子 | 作成日時：2018年3月27日 22時
