母性と父性 ページ26
なんか、ジョンウン子供みたい。ヨシヨシってしたくなるな。
いつもは私がしてもらってるんだけど…
「ジョンウンが、どこかに行かなければ、私はどこにも行かない。
私には、ジョンウンしかいないんだから。」
知ってるでしょ?私にはジョンウンしか見えないって事。
ジョンウンと一緒にいるから、今日だってイトゥクさんやミナちゃんと話せたんだし
ジョンウンがこうして私に色んなものをくれるから、空や、自然がきれいに見えたりするんだよ。
ジョンウンに会うまでは、そんなこと気づく事もなかったし、こんな風に誰かに会いたくなったり、誰かを求めることもなかったんだから。
でもね、だからこそ…私の事を知って欲しいような、絶対に知って欲しくないような…難しい。
ジョンウンは知りたい?
知ったら何か変わる?
「ジョンウンは…子供の時は可愛かったんだろうな。」
ん?っとでも言いたそうな顔で見上げた後クシャッと笑って
YS「可愛かった。今も可愛いだろ(笑)」
だって。うん。可愛い
YS「ユウも…可愛かっただろ?」
私…私は…
「どうかな?あんまり可愛いとか言われなかったよ。」
どちらかと言うと”可愛くない。””可愛げがない”って言われてたかな?
YS「可愛かったさ。」
あんたがいなきゃ…とか言われてたよ。
「どうかな?たぶん違うよ。」
YS「こんなに可愛いんだから。きっと可愛かったんだよ。」
「そんなこと、ジョンウンしか言ってくれない(笑)」
ん〜
って言いながらまた、私の胸に戻って行ったジョンウン。
子供の時はね。一人だったよ。
今は…ジョンウンがいるけど…家にいてもいつも一人だったよ。
こうやって、誰かに抱っこされたりって言うのも無かったし…誰も私に興味なんて無かったんじゃないかな?
笑ったり、泣いたりするとうるさいじゃない?
だから…静かに部屋で座ってた。
だからかな?人の肌と触れ合うのが苦手なのは…それだけじゃないけど…
でも、ジョンウンに触れるのは気持ちいい。
突然私から離れたジョンウンがソファの上に座りなおして自分の膝の上に私を乗せた。
「…なに?」
今度はお父さんみたいな顔してにっこり笑いながらよいしょって感じで私の腕を自分の首にまわすと頭を撫でながら
YS「ユウ。可愛いよ。いい子。ほんとにいい子だ。可愛い子。こっちにおいで。」
って、まるで小さい子に言うみたいに…
なによ…なんでよ。
涙が溢れて、止まらないじゃん。
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angieuko(プロフ) - マユさん» ありがとうございます^^*きっと、この彼女には兄さんしかいないですよね♪永遠、単純だけど難しい素敵な言葉ですよね (2016年3月2日 18時) (レス) id: f2d01e8268 (このIDを非表示/違反報告)
マユ - ジョンウンの魅力的な姿がたまらない。最後の会話シーン「永遠」が沁みました。 (2016年2月28日 6時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - ちゃあさん» ちゃぁちゃんコメありあとーです♪兄さん、めっちゃ包容力あるイメージなの^^きっと二人はずぅぅっと幸せにしえるはず!!それから…ぎゅたまへの愛…隠し切れてなかった?( *´艸`)溢れ返っちゃってるので^^すまそ(笑) (2013年6月17日 19時) (レス) id: 56786cf794 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃあ(プロフ) - あんじゅたん 読んだよ。兄さんの包容力ハンパ無いーー!そして自分に置き替えて読んだよ。そしてにイェソンがもっと好きになったよ。 きっと二人は幸せにしてるんだよね♪たまに出てくるギュにあんじゅたんからの愛を感じたのは私だけだろうか(笑) ありがとう。 (2013年6月17日 13時) (レス) id: 8e7de482e5 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - emiさん» えみたん♪コメントまで書いてくれてありがと―です♪あんこが書くとちょっと暗くなる^^;素敵だって言ってもらえてうれちぃです^^ (2013年6月14日 5時) (レス) id: 56786cf794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんじゅっこ | 作成日時:2013年4月23日 19時