ひな鳥 YS side ページ15
あれから、どのくらい経った？
ユウには毎日連絡してる。
お前の心に俺が居て、俺の心にお前が居る。
それを、感じさせたくて。
簡単なメッセージだったり、時間があれば電話だったり。
いつの間にか俺の習慣の一つになっちまってるな(笑)
ただ…気になるのは
ユウからは連絡がこないこと。
それから…
はぁっ。考えるのは性に合わない。
♪〜〜〜♪〜〜〜
「ヨボセヨ」
YS「ユウか？」
「ジョンウン？」
YS「仕事中か？」
「もうすぐ終わる…かな？」
YS「俺も終わりだから…飯でも行くか？」
「ジョンウンと？」
YS「他に誰が居る(笑)」
「ん。」
YS「嫌か？」
「嫌じゃない…けど、ちょっと怖い。」
YS「怖い？」
「…行く。やっぱり行く！」
YS「ユウ、今日はどこにいる？」
「今日は、会社。」
YS「ん。じゃぁ、そこの住所メッセージで送ってくれ。そっちに行くから。」
「解った…。」
「あ！…ありがと。ジョンウン」
怖い…
怖い…か。
何が…怖いんだ？
だけど、怖いって言うのも感情だよ。ユウ。
LT「なに携帯見ながら笑ってるの？」
ヒョンか。
YS「笑ってたかな？」
LT「笑ってた(笑)。彼女でも出来た？出来たんだったら僕には教えてよね。」
ヒョンは笑顔で、だけど真剣な目で俺を見つめる。
YS「ひな鳥を、飼い始めたんだよ。ヒョン。」
一瞬驚いた顔をした後、
LT「ひな鳥(笑)そうか…ひな鳥(笑)」
ヒョンは腹をかかえて笑いだした。
…そんな笑うことか？ヒョンが真剣だったから真剣に答えたんだけどな？
YS「ヒョン」
LT「あ、ゴメンゴメン。」
片手を出して俺を制しながら。
LT「お前らしいな。と思ってさ。ひな鳥は、順調に育ってる？」
順調に…
どうなんだ？
YS「どうだろう？でも、順調に育って、飛べるようになればいいとは思ってる。」
LT「飛べる？飛び立たせたいのか？」
飛び立たせる…
俺は、どうしたいんだろうな。
飛べるようになっても俺の腕の中で飛ばせるのか、空に向かって放してやるのか。
YS「解らないな。」
LT「そうか。」
俺の肩に手をかけて
LT「飛べるようになるまで考えとかなくちゃね。」
と言って去って行った。
なぁ、ヒョン。ヒョンならどうする？
一から感情を分けていく奴を飛び立たせるのか、腕の中で飛ばせるのか…
♪〜
メッセージ…ユウからか。
取りあえず、今はユウの所に急ぐかな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 177人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
angieuko(プロフ) - マユさん» ありがとうございます^^*きっと、この彼女には兄さんしかいないですよね♪永遠、単純だけど難しい素敵な言葉ですよね (2016年3月2日 18時) (
レス) id: f2d01e8268 (このIDを非表示/違反報告)
マユ - ジョンウンの魅力的な姿がたまらない。最後の会話シーン「永遠」が沁みました。 (2016年2月28日 6時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - ちゃあさん» ちゃぁちゃんコメありあとーです♪兄さん、めっちゃ包容力あるイメージなの＾＾きっと二人はずぅぅっと幸せにしえるはず!!それから…ぎゅたまへの愛…隠し切れてなかった?( *´艸`)溢れ返っちゃってるので＾＾すまそ(笑) (2013年6月17日 19時) (レス) id: 56786cf794 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃあ(プロフ) - あんじゅたん 読んだよ。兄さんの包容力ハンパ無いーー！そして自分に置き替えて読んだよ。そしてにイェソンがもっと好きになったよ。 きっと二人は幸せにしてるんだよね♪たまに出てくるギュにあんじゅたんからの愛を感じたのは私だけだろうか(笑) ありがとう。 (2013年6月17日 13時) (レス) id: 8e7de482e5 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - emiさん» えみたん♪コメントまで書いてくれてありがと―です♪あんこが書くとちょっと暗くなる＾＾；素敵だって言ってもらえてうれちぃです＾＾ (2013年6月14日 5時) (レス) id: 56786cf794 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんじゅっこ
| 作成日時：2013年4月23日 19時
