偶然の奇跡（灰色）#2

バースデーサプライズ ページ34

6月25日、夜。

仕事終わりに先生の家に行った。

『お邪魔しまーす』

リ「いらっしゃい。
　 ・・・やっぱ仕事のときだと雰囲気違うねww」

『できる女感出てます？笑』

リ「出てる出てるwwいい女って感じww」

『先生？バカにしてるでしょ？笑』

リ「www」



====

配信がスタートした。

私は先生から離れた場所で、配信を見る。
爆笑で声を出さないように耐えるのが辛かった・・・
面白すぎる・・・・


日をまたいだ頃、

リ「賢章さん、このタイミングじゃないすか？」

小「あー！」


急遽、花江さんのところに突撃することになった。

リ「Aちゃん行くよ？」

『はい！』


=====

小「あれ！？Aちゃん！？」


『へへっ笑 来ちゃいました！』


正「サプライズ中のサプライズだねw」


ガチャッ


「「ハッピバースデートゥーユー♪」」

小野さんと先生と正一さんが
誕生日の歌を歌っていく。


「「ハッピバースデー♪ディアッ！」」

『花江さ〜ん！！』


花「ええっ！？Aちゃん！？」

『「ハッピバースデートゥーユー♪おめでとー！」』

花「うわーありがとう！」

先生たちや正一さんがプレゼントを渡して、私の番。

「花江さん、誕生日おめでとうございます！
　お口に合うかわからないですが・・・
　これ、奥さんと召し上がってください」


何がいいかわからなくて・・・
ビントロールからフルーツを送ると
事前に聞いていたから
それに合いそうな紅茶をプレゼントした。


花「ええ〜めっちゃオシャレじゃん！ありがとう！」


正「ほなっ！」


小「散っ！！！」
リ「散っ！！！」


花「すぐ帰るやんw」


何がいいか分からなくて迷ったけど
花江さん喜んでくれてよかった〜・・・


====

『じゃあ私はこの辺で・・・』


正「え！？もう帰るの！？」


『もう今日の任務は・・・』


リ「あー・・・あとで送るから
　 とりあえず最後までうちに居なよ」

小「そうしなよ！」


『じゃあもうちょっと・・・』


なんとなく、流れで先生の家に帰った。

戻ると、先生の隣に座らされて・・・


花「Aちゃーん！ありがとー！」

『急にすみません！お邪魔しました〜』


花「今日配信誘ったけど、用事あるから厳しいって
　 聞いてたからビックリしたよー」


『あー・・・』


さらっと、こういうのをちょっと嘘をついて
受け答えできればいいんだけど・・・
私は、本当に嘘が下手らしい。

またしても・・・→←兄さん達

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