偶然の奇跡（灰色）#2

罪は重い ページ21

『お、お邪魔します・・・』


り「どうぞどうぞ」


花「あ！Aちゃん久しぶりー！」


今日は、花江さんの動画に出るため
リモーネ先生の家にお邪魔した。
私も東京に住んでいることもあり
どうせならと先生の家に集まったのだ。


花「色々あっただろうけど・・・もう大丈夫？」


実はあの配信の後、花江さんや先生から
ちょくちょく連絡をもらっていて・・・
心配かけちゃってたなぁ。


『全然大丈夫です！
　色々連絡もいただいて嬉しかったです！
　本当にその節はありがとうございました！』




リ「元気そうで何よりよ」


と言いながら、
先生は私の頭にポンポンと手を添えた。





「せっ！！先生！！そういうのは
　フラットにやっちゃダメです！好きになる！」





リ「やっぱ反応おもろっww」


花「好きになるは純粋すぎw」


リ「かるてっと君が
　 いじめたくなる気持ち分かるわw」





そこから動画の流れを打ち合わせして、
録画を開始した。




花「みなさんこんにちは！声優の花江夏樹です」


リ「こんにちは！リモーネ先生です」


花「先生〜ついにこの日が」

リ「本当にね、ついにここにも新しい風がね」


花「今日はなんと！もう1人！」


『Aです。よろしくお願いします！』


花「いや〜皆さん本当にビックリしたでしょ？
　 まさかAちゃんが動画に出るとはっ！
　 そんな素振りも、全く！
　 全く！無かったもんね？」


『いや・・・あの・・・』


リ「そうだね、事前にそんな話も全く！
　 全く！話してなかったからね！」


『あの・・・本当に・・・すみませんでした・・・』



「「wwww」」


花「ご存知だった方もいるかもしれないけど
　 今回はAちゃんが来てくれました！
　 Aちゃんは一度配信に出てもらって
　 リアクションがピカイチだったから
　 うちのティーチャーがスカウトさせて頂いて」


リ「気合入れて極上のホラーをご用意しましたよ」


『う〜怖い・・・』


花「こちらはどんなゲームなんですか？」

リ「これは・・・・」

先生がゲームの説明をしていく。









リ「これを今日はAちゃんに
　 プレーしてもらうということで」


『ええええええっ！うそ！！さっき花江さんの
　プレーを見るって打ち合わせで・・・』


花「Aちゃんにプレーしてもらいます」



リ「ネタバレの罪は重いって言ったよねぇ？
　 ただじゃ済まないよぉ？」


『もう今すぐ帰りたい・・・・』

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