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それから毎日あたしはりゅーに話しかけるようになった。

「あれ、りゅーってお兄ちゃんいたっけ」

「いたよ」

「うわー全然忘れてた」

りゅーは口数は少ないけど、少なくとも保育園の時よりは何倍も話せるようになって、あたしは嬉しかった。

そんなところに。

「うわーまたお前りゅーのとこにいんのかよ」

「うはー、直輝」

あたしたちの間に割ってきた直輝は、りゅーと話してることにやきもちを焼いたのか、ブスッとしてこっちを見た。

「どうしたの直輝、相変わらずチビだねー」

あたしは頭半分小さい直輝を見下ろしてケラケラ笑った。

「うるせーな黙れよ」

そう言って睨んできた直輝が上目遣いなことにまたも笑いがこみ上げる。

すると、次には誰も想像できないことをぶっ込んできたのだ。


「てゆーか原いっつもりゅーのとこにいるのって、もしかして好きなの?」

「え?」

そう言ってきた直輝はニヤニヤと、いかにも「さっきの仕返しだ」と言わんばかりに得意げな顔を向けてきた。


今なんて言った?

あたしが、りゅーを好き?

いや、もしかしたら好きなのかもしれないけど、絶対認めない。

っていうか好きじゃないし。

そう思いながらりゅーを見ると、まるでこの世の終わりみたいな顔をして直輝を睨んだ。

「そ...そんなわけないじゃん!これだから中学生はさー」

あたしはなるべく平然を保って反論した。

けど、それじゃ遅かったみたいで...

それからあたしが話しかけに行っても、なんか無言でスルーされるようになってしまった。

(...そ、相当嫌だったのかな)

ちょっとショックを受けながらも、あたし自身で反省する。

あの時直輝を煽らなければ...!

それからあたしは直輝に一発言ってやった。

「ちょっと!あんたのせいでりゅーが全然話してくんないんだけど?!」

そういうと、ゆっくりとこっちを見た直輝は、ニヤッと笑ってあたしに言った。

「ん?なんか言った?隆之介」

それは本人ではなく、紛れもなくあたし向けられた言葉だった____




「...あはは、かれこれ言われて3年目。あたしのメンタルは鋼を通り越したよ」

あたしは遠い目をして直輝の方を見た。

「そんなことがあったのは知らなかったな〜。大変だったねひより」

実央のその声で、またもあたしは机に突っ伏した。

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(プロフ) - えりっち!お久しぶり爽です← 受験生だって分かってるけど顔を覗かせに来ました☆元気かな?また話せるの楽しみにしてるね! (2020年12月6日 21時) (レス) id: 82f3ba1a1a (このIDを非表示/違反報告)
ユキカ(プロフ) - エリカさん» ありがとぉぉぉぉぉお!!! (2020年8月22日 14時) (レス) id: bba7686eb9 (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - ユキカさん» 私もユキカちゃんの作品楽しみ!大好きだぜ☆← (2020年8月22日 14時) (レス) id: a0c1a93d36 (このIDを非表示/違反報告)
ユキカ(プロフ) - エリカさん» 楽しみですな!続き待っとるぜ☆ (2020年8月22日 14時) (レス) id: bba7686eb9 (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - ユキカさん» いやはやなんとも青春ですなぁ中学というものは←誰役だよ これからどうなっていっちゃうんだろうね〜この子たち笑 (2020年8月22日 14時) (レス) id: a0c1a93d36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エリカ | 作成日時:2020年8月17日 20時

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