探偵社に新しく入ったのはフョードルの妹！？【文スト】〜2〜

暴露 ページ4

『…フョードル』


太「…え？」


『…フョードル・ドストエフスキー』


太「え、Aってあの魔人の妹なの？」


『…忘れて』


太「やだよ」


『なら強制で忘れさせる』


太「できるものならやってみな」


『…ごめん。забвение(ザビリニャ)』


太「！？」


私はзабвение(ザビリニャ)…忘却で兄の記憶だけ抜き取った
いや、抜き取ったというかあやふや？にした。
私が兄の名前を言ったのは覚えてるけど
その名前を思い出せないって感じ

それに、今わかったんだけど私に異能無効化効かない…


『そろそろ戻ろ』


太「え？あ、嗚呼。うん」


『…これでいいんだよ』ﾎﾞｿｯ


太「何か言ったかい？」


『んーん。何も言ってない』


太「…そうかい」



そうして私達はいつも通りの日常を過ごしていく



太「そういえばAの兄の名前だけ思い出せないのだけれど…何だったっけ？」


『…時が経てば分かるよ』


太「…私は((国「唐変木！！仕事をしろ！」…A、
君のお兄さんの話、また聞かせてね。
国木田くぅーん！私は仕事に嫌われているのだよ〜！」

『…うん』

名前バレなければいいか…

ー？「人を助ける側に着いた方が余程いいと俺は思う」


会いたいなぁ…"織田作"













太宰とAが人を助ける仕事に就いた理由が同じ人だと知るのはもっと先の話…

報告→←遭遇

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す