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質問攻め ページ39

「それでは、第1回!塩谷Aに質問攻め大会を開始します!」

亜嵐くんの掛け声で始まる質問攻め…

私たちAチームは、レッスンどころじゃない!と
騒ぎ出し、ミーティングを借りて
こうして、質問という名の拷問をうけることになる




「それで、ほんとに付き合ってないんだよね? 」

哲也さんは、穏やかな顔をしているが、目が笑っていない

「付き合ってません。本当です!!秀兄とは…」

「ちょっとまって!?秀兄!?」
亜嵐くんが大きな声でそう叫ぶ

「秀兄は、小さい頃から仲良くしてくれたお兄さんで」

そう答えると、」Aって顔広いよね〜」
と言ってくれる将吉さんと

「Aのお父さん何者?」と
質問してくる臣さん


「私の父は、いろんな仕事してて…そのつながりです」


あ、別に仕事が長続きしないって訳じゃないですよ!

と付け足す

仕事を掛け持ちしてるというか、まぁそんな感じで




「まぁ、Aだって、大人なんだし、彼氏のひとりやふたり居てもおかしくないし、恋愛禁止なわけじゃないから俺らなんも言えないし」

啓司さん、珍しく私を庇って?くれている

「それはそうですけど…でも嫌じゃないですか??啓司さん、哲也さんは特に!Aがこーんなに小さい時から知ってるんですよね!?」

亜嵐くん、私に彼氏ができるのが嫌って、結婚して
娘が結婚します!って言ったらどうするつもりなんだろう…


「でもいつか出来るでしょ、彼氏くらい」

臣さんの言葉にグサッと心臓を刺されるような
そんな気持ちになった

「でも、A彼氏出来たことないじゃん」
哲也さんの言葉にさらに心臓を刺される気持ちになる


「仕方ないと思いますけどね?だって、在学中にデビューしたわけですし、恋愛する暇なかったんじゃないですか?」

将吉さん!!!!
デビューしたこととか、ダンスで忙しかったとか
そういうの言い訳にしたくないけど!!

そうなんですよ!!!


「あ、そーいえば…前さ、Aが「小さい頃に仲良くしてくれたお兄さんが髪の毛綺麗だから伸ばしたら?って言ってくれたから髪伸ばしてた」って言ってたじゃん」

臣さん…なんというタイミングで
思い出してるんですか…

「じゃあ、そのお兄さんって…」

亜嵐くんは、犯人がわかったような探偵のような顔をしている


「秀兄です…あ、でもそんな特別な思いは!」

ない!…とは言いきれないかもしれない

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作者名:音色 | 作成日時:2019年1月2日 18時

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