きっかけは些細で。さん。【国見英】

ひゃくご。 ページ7

『いだっ、いだだだだっ！！！

月島くんやめて！！！縮む！！縮んじゃう！！！』

ただいま月島くんに頭を鷲掴みされ押さえつけられています。


｢縮ませてんの｣


『やめてください！！！！これ以上やったら今日のご飯特大盛りにするからね！！！？？？』


｢へぇ、やれるもんならやってみなよ｣


『ぐぬぬ』


｢はいそこまで。試合始まるからね！｣

主将の澤村大地さん。
ちょっと圧強め、。


『は、はい、！』

｢はい｣




｢大丈夫？｣


『あ、うん！大丈夫、！』

めちゃ痛いけど、


｢月島容赦ないよなーー｣


『ねー』

1年の日向翔陽くん。
身長は私と変わらないのにポジションはMB。
昨日も見たけどジャンプ力が半端じゃない。
スピードもスタミナも。


『日向くんはすごく跳ぶね！』


｢呼び捨てでいいよ！まあね！｣


『あ、わかった、！』

なんだねこのコミュ力お化けは。←


｢由井さんはレシーブきれいだった！｣


『ありがとう！私も呼び捨てでいいよ！』


｢わかった！じゃあA！｣


『じゃあ私は翔陽で！』


｢おう！｣

流れで呼び捨てで呼ぶことになったけど、人を呼び捨てで呼ぶなんて初めてだ。



｢お前らそろそろ始まるぞ！｣


『｢はい！！｣』



『頑張ってね翔陽！』


｢おう！

あ、そうだ。どうやったらレシーブ上手くなれるかな？｣

コツ聞いて今からの試合に生かしたい！と言う翔陽。


『え？そうだなー、、』


｢Aはどうやってレシーブしてるの？｣


『えっと、

サッと行ってスッとやってポンって感じかな？』


｢？？？｣





(((((あぁ、西谷の後輩だな。)))))




.
.
.


負けました。。



私、今日負けしかない、。←まだ3試合目。

私がマネに入ると負ける呪いにでもかかっているのだろうか。




『お疲れ様です！』


｢ぐぁーー！！負けた！！｣


『残念だったね』


｢結局レシーブもよく分かんなかった、｣


『ごめんね、。』


｢あれノヤっさんも同じこと言ってた、｣


『まあ、私も夕先輩に教えてもらったからね！』


｢よくそれでできたね｣


『え、月島くん分かんない？』


｢全く。｣


『レシーブは感覚が大事！！』


｢うわ頭悪そうな回答。｣


『なんですと！！！！？？』


｢さすがAだな！｣


『夕先輩！』

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