きっかけは些細で。さん。【国見英】

ひゃくよん。 ページ6

『でも何回かドシャット決まってましたし、落ち着いてしっかりブロックできる回数が増えたら勝つことだってできたと思います！』


｢そうかぁー？｣


『はい！そこまで差はないですよ！』


｢ま、ウチは黄金川もまだちゃっちいしな｣


｢スンマセンｯｯｯ！！！校庭100周してお詫びします！！！！｣


｢だからそこはトス練しろってば！！｣


『確かに黄金川くんはまだまだ動きはぎこちないけど、それを補う身長があるし、技術が上がったらもっともっとすごくなれるよ！』


｢マジか！！｣


『うん！高いところからの最短のセットアップは相手は遅れをとるからね！』


｢おおお！！！！｣


『次の試合も頑張ろう！』


｢おう！！！｣





.
.


とは言ったものの。



｢うわぁぁああん！！！ホントにスンマセンンンン！！！｣


次の音駒戦も見事に敗北。



『まあ、そんなすぐに上達するわけないし、だんだんだよ！！』


｢あたりめーだ。言ってすぐ上手くなるなら苦労はしねー｣


『二口さんの言う通りです！この合宿で少しずつでも成長できるようにしよう！！』


｢由井さあぁぁん、！｣

か、


『かっわいい、！』


｢は？何言ってんだ？｣


『あ、いえ、！黄金川くんがかわいくて、』


｢はぁ？コイツがかわいい！？

ただのでけぇポンコツだろ！｣


｢ふ、二口さん、！！！！？｣


『おう、暴言、。』



.
.
.


次の試合は伊達工は休憩。

烏野が稲荷崎と試合があるので私は烏野のマネへ。



『青城1年の由井Aです！今日は伊達工の試合が無いときは烏野のマネとして入るのでよろしくお願いします！』


｢お！昨日のレシーブの子！｣


『あ、どうも、！』


｢Aー！｣


『夕先輩！』


｢頼むな！｣


『はい！』


｢西谷の後輩なんだって？｣

気さくに話しかけてくれたのは3年の菅原孝支さん。
爽やかな笑顔が特徴。
見れば分かる。優しい先輩や、。


『はい！夕先輩は中学の先輩です！』


｢昨日のレシーブも西谷に教わったの？｣


『はい！』


｢すごいなー！｣


『いえ、！』


｢日向より上手かったんじゃない？｣

と、日向くんを煽りながら言うのは月島くん。


｢ぐっ、否定はしないけど！！！｣

なぜチームメイトを煽る、。


『でも、そういう月島くんもレシーブ甘いんじゃない？』

ドヤっ！！←


｢へぇ、由井さんそんなに身長縮みたいの？

いいよ。縮ませてあげる｣


『え、ちょ、！誰もそんなこと言ってませんけど！！？？？』

ひゃくご。→←ひゃくさん。

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