これが僕の恋。 (ページ2)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:486 hit

佐藤くんの恋。ページ2

(友達)「ねぇ！A！

どうしよう、いま好きな人と目合った！」

「え？よかったね！」

(友達)「目合うだけで、嬉しい！」

「あ、うん…

ごめんわからない笑」

(友達)「はーもうなんで Aは

好きな人居ないの？」

「んーだって恋とかよく分かんないし。」

どれがどの好きかとか難しすぎる。

(友達)「えーこの人のこと好き！

ってなったりしない？

絶対一回はあると思うのになぁ。」

「まぁ、私はまだってことだよ。」

なんて(友達)と話しながら廊下を歩く。

『あ、ねぇ！

これ、落ちてるよ？』

と、後ろから話しかけられた気がして

振り向くとそこには

私が落としたであろうものを持った

「すごい、綺麗な人…」

『えっ？』

思わずじっと見つめると

ほんのり顔が紅くなっていって…

「可愛い…」

『いや、あの…』

(友達)「A、声に出すぎ。」

「え、うそ、出てた？！」

(友達)「佐藤困ってるじゃん笑」

「あ、ごめんね…？」

『いいえ、はいどうぞ。』

にこって微笑みながら渡してくれる。

なんかきらきら？

「ありがとう。」

『じゃあ、また。

あ、Aちゃんの方が可愛い。

と、思います…』

それだけ言ってすぐに走っていってしまった。

「…佐藤くん、」

(友達)「お、ビビってきた？」

(友達)が言った意味はまだよく分からないけど

「あの人のこと、もっと知りたい。」

はじめて、目が合っただけで

恥ずかしくなったんだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

初恋は実らないとか言うけど、

幼児期とかのこと思い出すと

果たしてあれは恋だったのかと思ってしまう。

相手が自分のことどう思っているかも

すごい重要だけど、

ぜひ自分が、相手のことをどう思って居たか

記憶してくれるシステムを発明してほしい。