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パーティー ページ39

Aside

「おはよう」と言った先生兼パパは清々しく、サッパリしてるようだった。

グラサンして無いし、なんか涙ぐんでない?


水「こうしてみたら二人とも似てるわ。再開を喜びあえば良いじゃん。何よそよそしい雰囲気出してんのよ!」

そう言い私の背中を蹴っとばす。

あれ?私病人。あなた、良い子設定。


どこいった?


バフッと受け止めて貰えばすすり泣く声。


それを聞いて何故か涙が溢れた。


そっかこれが本当の親子なのかな。


今まで流れて来なかったのに止まらないや。


パパの背中に手を回してしがみつく。


先輩のとは違う暖かく覆う感じの温もり。安らぎをくれる温もり。


水「たく、二人とも涙目でお互いの事見つめ合ってんだから」


間「結花も泣きそうだけど」


水「うっさいな……」


目(なんか新しい恋の芽吹きが見えた。やっべ、ダチ同士の恋愛、応援しよう)


間「和樹はなんで泣いてんだ?」


目「気にせず続けてくれ!」

目頭を押さえている和樹を擦る寛太と顔を赤くしている結花を見て気づく。


『あれ?みんな任務は?』


目「今日おめーの誕生日だからみんなの休みを先生がもぎ取ったんだよ」


間水「「馬鹿!誕生日ってなんで言うんだよ/言っちゃうの?!」」


目「やっべ!!!」


そろーりとこっちを見る三人と横目で様子をうかがってるパパ。


『えーと、ハッピバースデートューミー?』


パパ「て事だからパーティーしよう!」



水目「「おー!」」


部屋を片付けて、ホールのような場所を飾る。


結花にケーキを任せたが、任せた人物が間違いだった。


『何だこのウェーディングケーキよりドデカイケーキは』


水「つい張り切っちゃった!」


『張り切りすぎ』


頭にチョップをかませばイテッと頭を擦る。


可愛い設定は健在なのか。


『硝子先輩!携帯じゃなくて私の事構ってください!今日の主役は私よ!』


家「はいはい」


『みんなで!せーの!』

「「「カンパーイ!」」」


高専に残ってる先輩や後輩で祝った。

たくさんたくさん話して、笑って久しぶりに、充実していて、鮮やかな景色だった。

蒼汰にも、悠人にも、菜穂にも、那由太にもいつか見せれたら言いな。






硝子の携帯


硝子今日、Aの誕生日だって

マジ?なんで今知らせんの。プレゼント用意できてないんだけど

硝子勝手にしな

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作者名:ピザうどん花子 | 作成日時:2021年3月14日 18時

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