呪具屋の娘に片思い（五条悟） (ページ35)

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任務中4 ページ35

NOside

Aが太刀を振るうのと同時に剣が見えなくなる。

Aは右から左に柄を移動させ着地する

カチャッと鞘に収めれば呪霊はたおれて塵になった。

『うん。やっぱり、いい顔』

舞っていた呪霊の頭を右手で取り、観察しては上空に放つ

チリになったのを見届けた後、フッと結界が無くなり、結花はソファーの上で気絶し、

Aは床に倒れ込んだ。

カタカタ震える手を必死にポッケに入れ、先生に連絡をする。

先「大丈夫か！」

『大丈夫っちゃ大丈夫だけど動けないから迎えに来てくれません？』

ブヂッ

ツーツーツー

『切っちゃったよ。まぁ、来てくれるでしょ』

変な輩が来る前に、Aは最後の力を振り絞って帳を下ろした。

先生side

何故か今日任務が無いはずのAと結花がいない。

上手く調整して、久しぶりの５人での時間を過ごそうとしたのに、午後になっても帰ってこなかった。

目「おかしくねーか？いつも連絡よこす奴等が何もよこさねぇ」

間「まさかあいつの親父の仕業じゃ」

そういう寛太にハッとする。

先「チッ油断してた」

よりによってAの誕生日にかよ。

その時タイミングがいいのか悪いのか一誠から連絡が、

父「気に入っていたか、Aは。
あぁそうかまだ帰ってないか、それとも帰らなくなったか。
クックックックッ。
お前が俺を差し置いて幸せになれると思うなよ誠司。
おっと、暴れるんじゃないぞこっちにはまだ、蒼汰(きりふだ)があるからなぁ？」

ブッツーツー

先「クッソやろぉぉおお！！！」

地面に八つ当たりすれば亀裂が入り、隆起する。

間「先生、悪いですけど先生とAの関係は？」

先「俺の、娘だ」

目間「「は？！」」

先「詳しくは後で説明する。場所を見つけるぞ」

マスクと帽子を取り髪をかきあげる。

目「さっきの電話が本当ならA等は……特級呪霊と戦ってるってことか？！」

先「あぁ。なるべく速いほうが良いだろうな」

あいつが唯の特級呪霊を送るとは思えない。

先「バックに呪詛師がいる。それも随分と強い」

先「寛太、夜蛾正道を呼んでくれ。和樹は補助監督達に確認とって」

間目「「了解」」

先「俺は跡を探す。何かあったら連絡してくれ。解散！」

バッとそれぞれ走り出す。

辿れば、東北新幹線で途切れる。

虱潰しに行くしかないのか！

頭を抱えた時、携帯が鳴った

人物名を見て目が見開く

先「A！！大丈夫か？！」