幸せ ページ32
NOside
森の少し入り組んだとこに老いぼれと、学長はいた
夜「本当にいいのか」
先「無駄に長生きするより大切な相棒の娘を救う人生の方がハッピーエンドだろ?」
その時、遠くから声が
『青春大好きひげでろん妖かぁあい!ありがとぉお!』
先「フッフッフッ青春大好きねぇ?
相棒の娘は俺の娘。正道、青春させてやるんだぞ
老いぼ、れ共に……自由を、奪わ…せ……るな」
ドサリと地面に倒れ込んだその老いぼれは40歳くらいの見た目になり息を引き取った
夜「今まで有難うな真司」
Aside
今回は悠仁の部屋にお邪魔してベッドに二人で寝転ぶ、他愛もない会話をしてふと心に浮かんだことを口にする
『ねぇ、悠仁』
虎「どした?」
何かあったのかとすぐに顔を覗く悠仁にこころが温まり笑顔でお礼を言う
『生きてくれて有難う』
虎「?そりゃ当たり前でしょ。寧ろAが生きてくれて有難うな」
顔を少し赤らめて胸元で寝ている私の頭をぽんぽんする悠仁に照れ隠しかな?とか内心おちょくったりする
『んふふ。本当にいい人に巡り会えたなぁー。あのね悠仁、私はあなたと付き合えて幸せです!』
虎「俺もAと付き合えて幸せですってなんで敬語?」
『ん?なんとなく?』
虎「何だそれ」
二人でくだらない事で笑い合うのが嬉しくて、小さな幸せがたくさん積もって
愛おしくて
あぁ、私はこの人の為に生きようって思う
そんな思考すらも誇らしく感じたりする
虎「A」
『ん?』
虎「愛してる」
『知ってる。まぁ、私の方が愛してるけどね』
虎「試すか?」
『いいよ?』
虎「伝えきれないだろうけど」
『知ってるから大丈夫だよ?幸せだし』
虎「A、いつか俺の苗字貰ってくれる?」
『既に人前で名乗ってる』
虎「反則だろ!」
顔を覆う悠仁の耳元に近づく
『悠仁くん?試さないんですか?』
虎「………煽ったAが悪い」
覆いかぶさってくるもその目は優しく見つめている
『愛されてるから別に悪くない』
虎「お前なぁ」
おでこをくっつけて笑いあったあと、キスから私達の夜は始まった
ホールでは
五「みんなして何してるの?」
恵「見てわかりませんか?unoです」
五「目、充血してるけど大丈夫?」
野「肌には悪いけど二人のためなら安い御用よ」
五「…俺も混ぜて」
パ「じゃあ第289回目のuno、スタート」
棘「……しゃ、け」
真「………もう、無理」
26人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ピザうどん花子 | 作成日時:2021年3月8日 17時