再開と別れ ページ25
Aside
睦「それは悠仁くんが言ったのか?」
『何言って――――
――――――――
――――
先「落ち着いて聞くんだよ、A、君の両親はお亡くなりになられた」
『え?………なんで?……どうして?死んだって……それになんで先生が泣いてるの?』
高「おい、A!何処に行くんだよ」
『お母さんとお父さんの所だよ』
高「お前の両親は……亡くなったんだぞ」
『知ってるよ!なんでいちいち口にするの!行かせてよ!……とめない、でよ』
「Aちゃんの両親死んじゃったんだって可愛そー」
「どう思うはなち?」
はなち「事実かもしれないけど、私はちゃんと落ち着いてからAが言ってくれるのを待つよ」
虎「どうしたんだお前、最近…つっても一ヶ月前か?そんときから顔色わりーぞ?」
『別に』
虎「そうか?何かあれば俺らを頼れよ!友達だろ!」
悠仁がそう言って背中をポンと叩いたとき記憶が流れたんだった。
ありもしない記憶が
―――
――――――
そっかあの時からか、悠仁が気になり始めたの
あの辛いときから救ってくれたのは事実だし愛してることに変わりはないけど
『じゃあ、今二人は呪霊って事……?』
二人は顔を見合わせては違うよと言う
楓「私達は「今」生きてる。そろそ 近「呑気に喋ってんじゃねーぞ」あら、もうクリーニングしてきたの?」
睦「楓、違うから」
襲いかかって来るのをお父さんが素手で止める
睦「A、よく聞いて。俺らじゃこの呪いを祓えない。俺らはお前が死ぬのを阻止しに来た」
楓「道を間違わないように」
『じゃあもう会えないってこと?』
楓睦「「そうなっちゃうな/ね」」
楓「でも、忘れないで。貴方のことは心の底から愛してるわ」
そう言いながら口からポタポタと血を垂らすお母さん
『おか、 睦「時間がない、楓、移動させろ」
楓「わかってる」
お母さんは私に近づいて頬に触れて撫でればゆっくりと傷が顔を伝ってお母さんの手に、腕に体全体に広がっていく
綺麗に微笑んだと思えば声にならない声で愛してると言い倒れ込んだ
頬に触れていた手が離れていく
『おか、さん』
途端お父さんも地面に膝をついた
睦「俺も、楓の腹の時間を止めててね、なーに心配ないさ。
辛くなったら叫べばいいし泣いたっていい頼れないやつしかいないなら自分を奮い立たせろ。誰一人簡単に死んでいいやつなんていない。Aはもっと周りに甘えていいと思うぞ」
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作者名:ピザうどん花子 | 作成日時:2021年3月8日 17時