アクションファイティングヴィランムカデンジャラス ページ22
Aside
さっき伸縮した地面が押し返し顔面にアッパー!
いやーいいアッパーですねぇ!
とまあ解説をしながら飛んできた刀を掴んで振り向きざまに目ん玉をザシュッと。
うん、爽快。これでいくらでも相手の前にたてる。
目は潰したからね、と思ったのも束の間。
急に視界が暗くなり吹っ飛ばされる。
『グハッ!』
壁に激突し、伸縮で移動するも目が治らない。
失明か。時間を慎重に戻す。
腕がナゲットの時に戻ったらやばいからね。
回復し、ボヤける目を凝らすと、腹には刀が刺さってた。まぁじか。ゆっくりと抜き取り耳をもぎ取った容量で腹に術式を組み、反転術式に負担をかけないようにする
「オネーさんの体、重いね。1トンはあるんじゃないの?」
『オネーサンってお前何歳だよ。レディーに体重と年齢は失礼って習わなかったの?って言うか、トン知ってる時点で現代人だろ。着物着崩しやがって』
軽口を挟みながら相手の術式を分析する。
視認しなくても使えた。つまりさっきの弱点はパーになって振り出しか。
「どうした?惚れたか?俺は、685歳と8ヶ月だな、案外いけんだろ?」
そう言い左頬を拭う。
あれ?頬に私傷つけてないよね?
自分の右頬を触れるも傷跡がない。なんか引っかかるな。ただの反転じゃない
『ハッ!ほざけよ。自分の年齢明確に覚えてる時点で年を気にし始めてる37歳ぐらいのおじさんじゃねぇか。鏡見てがっかりするのが最近のホビー……ってか?』
鏡、そうだ!鏡だ!こいつの術式鏡で反射、もしくは映し出す事で相手にダメージを返してるんだ!
それに私は身が軽いのに比べて相手は重い。
それは恐らく老いまでをも持っていった。
気づいた事に気づいたのか顔を少し歪める老い鏡さん
『いやー。呪いの700歳って軽いね!そりゃ老人ホームに住んでたら苦労とか疲労ってないか!疲れをとってくれてありがとお』
「術式を知ったからと言って何になる?防げなきゃ意味がねーだろ!」
そう言い地面にバン!と両手をつく
ま、まさか
「領域展開 華鏡百足」
私もすかさず術式でここに入りたてに戻り下で領域展開をする。
流石にここでしたら700年級のものとは比べ物にならんから死ぬだろう
ゴゴゴと地面が揺れあたり一面紫になり複数の百足が地面を砕いて長い胴体を晒す
うわー
『あれじゃん、アクションファイティングヴィランムカデンジャラス…………気色悪』
アクションファイティングヴィランムカデンジャラス→←まただよ別任務!
26人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ピザうどん花子 | 作成日時:2021年3月8日 17時