僕の友だちは心が読めない [白] (ページ3)

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早く大人になりたい。

朝目が覚めて1番に思うこと。

そうすれば目の前の仕事だけに全力で、

snowmanのみんなと一緒に居られるのに。

他のメンバーのファンの子になんて言われても

俺には俺のファンがいるし

なにより心強いお兄ちゃんたちもいるから頑張れる

でも、学校では誰も守っちゃくれない。

あ、これ
そろそろ起き上がらないとマジで行きたくなくなる

重い体を持ち上げて、支度を進める。

そして、俺の中では既にルーティーンとして組み込まれているめめにLINE。

ラウールおはよ。まだ寝てる?

ラウール今から学校～、嫌だよ～。早く会いたいね、めめちゃんっ!

ラウールいってきます。

LINEを開いた時彼はどんな顔してるかな

なんてまるで恋する乙女のように想像して気持ちが少しばかり軽くなる

｢まいー！遅れるよ！｣

下から俺を呼ぶ母の声が聞こえた。

ドタバタと階段をかけおり玄関へ向かうと、

ほら、と優しい笑顔でお弁当を渡してくれた

母に声をかけ家を出た。

｢いってきます｣