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昼休み、"いつも"の屋上にいた。
｢やっぱ穴場だね、ここ。｣
"いつも"と違うのは、隣に神代さんがいるということ
【________】
心はやっぱり読めなくて、何を考えているのか分からずつい彼女の行動を追ってしまう
屋上のフェンスを掴みながら遠く見つめため息をついている
｢不思議な空間だね、ここは。
何も聞こえなくて、村上くんと私だけの世界みたい｣
この屋上は、うるさかった教室の声も、学校の目の前の道路を走る車の音も、みんなの心の声も
全てをシャットダウンしてくれる
静かすぎるくらいだ。
神代さんの言う通り、確かに俺ら2人以外いないみたいだ。
｢村上くんのこと、ラウって呼んでもいい？｣
じっと俺の目を見つめられ、ついドキッとしてしまった
｢え、うん。いいよ、もちろん｣
｢友達なら苗字じゃなくて名前がいいかなって。わたしのことはAって呼んで｣
｢A、、、｣
彼女との関係性がどんどん深くなっていく感じがして
嬉しいような、怖いような
俺はいつか話せるのかな。
｢ねえ、ラウ。私が心が読めるって言ったらどうする？｣
彼女の表情はいつもの微笑みではなく、真剣だった
彼女の瞳に捉えられ、答えられずに黙ってしまった。
｢ふふ、冗談。怖がらないで。｣
怖がってなんかないよ。
俺も同じだから。
｢教室、戻ろっか｣
そう言えばいいのに俺は隠してしまった。
嘘をついてしまったことに罪悪感が生まれた。
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お久しぶりです
いき詰まってしまったため、大幅に内容を変更致します。
困惑させてしまい申し訳ありません
引き続きよろしくお願い致します
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作者名：なまじ | 作成日時：2020年10月1日 1時
