目黒のトリコ (ページ17)

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16コマ目 *紫ページ17

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だよな！とか言って、思い切り嘘ついた。

めっっちゃ嘘ついちゃった

ふっかさん、あまりにもめめのAへの好意届いてないからもう既に手助けしちゃったよ

｢あげるよ～｣

と言ってAに手渡した四葉のクローバーは
翔太から貰ったものだった。

｢うわ！すげえ、おれ天才かも｣

｢きゃは、しょっぴーうるさっ｣

天使と5歳児が集っているのはシロツメクサの草むら。
シロツメクサの冠をあと少しで仕上げられそうなラウとうわ！と声を上げ何かを探る。

和みしかないこの空間を、久々に写真を撮るために持ってきたカメラに収める

｢ほら！見てよこれ！｣

｢僕もできた！｣

2人して俺に向かって、冠とクローバーを見せつける

あぁ、かわ良きかな。尊しや。

パシャ
しっかりと写真を撮るとあることに気付く

｢おお！え、。なべ、四葉2つじゃん！｣

｢ほんとだ！しょっぴーすげえ！｣

｢まあな、俺、天才だから｣

キャハキャハと盛り上がると

｢俺、これダテさんにあげよ｣

と貴族である彼に冠を渡しに行くラウ
遠くから見ているとどうやら盛りがっているようで
ダテが膝をつきラウールから冠を受け取った

｢王様の誕生日｣

パシャとその光景を撮る。

気付くと先程まで居たはずのなべはめめの元へと移動していた。

｢めめ。やるよこれ｣

｢なんすか、あ、四葉？すげえ！え、いいんすか？あざす｣

大切にしますと、スマホケースに挟む

おお、保存方法斬新だな

顔が整っている2人が並ぶと画になる。

パシャ

写真撮るの楽しいな

てか、しょっぴーもめめの気持ちに気付いてんのかな