目黒のトリコ (ページ30)

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29コマ目 *白ページ30

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手洗い場で俯いていためめに声をかけるといつものようにケロッとしていた

なんだ、いつものバカが起動してたのか

なんて思いながらめめを連れて席に戻る

｢あ、ラウありがとうね｣

Aちゃんに褒められてつい調子に乗る

｢いや～Aちゃんに褒められるの嬉しい～らうーる、てれーる！｣

きゃはっといつものノリでうざける

どすっ

｢うっ、、、え、めめ、え？｣

隣にいためめが腹に手を指した

｢あ、ごめん滑った｣

｢はは！めめ、酔ってんね。はい、水。頼んどいたよ｣

可愛い笑顔でめめを迎え入れるAちゃん

え、いやちょっと、結構痛かったんですけど、、、

なに？僕悪いことした？？！！

この2人今日なんか仲良さそうじゃん！！！
なんていつもみんなと仲いい2人だけど当てつけに言ってやった

｢2人付き合ってんの？｣

｢｢え？｣｣

2人して動きが止まり、顔を見合わせる

｢付き合ってないね｣

｢うん｣

キョトンっとした顔で、お前何言ってんのとでもいうかのようなリアクション

うわ、これ僕が恥ずかしいやつじゃん

｢だ、だよね～！！さあさあ、飲んで！僕の代わりに！｣

恥ずかしくなった僕は、次から次へとお酒を渡す

｢お、おれっちにも～｣

｢おれもー！｣

｢翔太、飲みすぎないでね？｣

｢らう！俺らのために酒を！｣

すると横からも手が伸びてきて、阿部ちゃんにお酒を頼む係に任命された

｢らじゃ！｣