幸せ ページ31
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Aside
『もー食べられないよ…』
パンパンになったおなかをさすっていると、ぷって笑った玲於くん
さっきから小馬鹿にする笑いが多くありませんかね?
玲於「そりゃ、自分の分のハンバーグと大盛りポテトにドリンクバーだったらそうなるだろ」
『だってね、聞いて?玲於くん。
メニュー表の中でね、ハンバーグが僕を食べてー!って言ってたんだよ?』
ふざけて言うとそれに乗ってきた玲於くん
行き先はなんとなく歩き始めてて、必然と私の家の方向に。
私たちの、かな?
方向同じだから
玲於「まぁ、そこは聞き逃してあげたとして、その後に俺のデミグラスソースハンバーグをつまみ食いするって何?
どんだけ太りたいの?もう豚まっしぐらだね」
『そんな事言わないでよ、私だって女の子なんだから』
玲於「はいはい、子豚ちゃん、
ねぇ子豚ちゃん、今何時か分かってる?
…11時だよ?大丈夫?女の子がこんな時間にハンバーグ食べて大丈夫なの?」
意地悪を続けてくる玲於くんに返す言葉がなくて、もぉ、って言ったら
「言葉に詰まったらいっつももぉ、って言うのな、笑」
って言われた
玲於「お前、家この辺でしょ?」
『ん?あぁ、そうだよ!玲於くんは?』
玲於「お前ん家の近く」
『あ、ほんとにそうなの?』
玲於「そ。もう、これでもかってほど近く。」
『絶対嘘だよね?』
優しい玲於くんは、多分自分の家が真反対でも私のことを送ってくれた
玲於「ほらほら、いいから歩いて」
『じゃあ、こういうのは?玲於くんの家と私の家の中間地点でバイバイを…』
玲於「いーから、子豚ちゃんは俺に送られとけばいいんだって、」
ちょっと強めの口調で、それでも優しい顔で私を送ってくれて。
そんなの、ちょっぴり期待しちゃうじゃん
ほかの女の子とは違うのかな、って
寒すぎる星空の下で、私はちょっと、幸せな帰り道を過ごした
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豚骨ラーメン(プロフ) - 沙矢さん» ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです…!(泣)感激です!今日完結するつもりなので、是非ご覧くださいね! (2019年1月8日 3時) (レス) id: fff74a9d13 (このIDを非表示/違反報告)
沙矢(プロフ) - 初めて豚骨ラーメンさんの作品を読ませてもらったのですが、すごい好きです!!!!唐突でごめんなさいm(_ _)m書き方というか、話の進み方とか主人公の性格とかいろいろ!更新されるのをとても楽しみに待っています笑 (2019年1月4日 20時) (レス) id: 90dc9eec21 (このIDを非表示/違反報告)
豚骨ラーメン(プロフ) - ソルトさん» えぇ!めっちゃ嬉しいです…っ!ソルトさんみたいなコメント、本当に心がポアってなります!笑 (2019年1月4日 14時) (レス) id: fff74a9d13 (このIDを非表示/違反報告)
豚骨ラーメン(プロフ) - miyuu___0106さん» ありがとうございます!冬休みの間に終わらせようと思っているので、更新を待っていて下さい!笑 (2019年1月4日 14時) (レス) id: fff74a9d13 (このIDを非表示/違反報告)
豚骨ラーメン(プロフ) - みかんさん» 更新頑張ります!誤字脱字、語彙力のなさを自分でも痛感していますが、どうぞ最後まで暖かい目で見ていただければと思います! (2019年1月4日 14時) (レス) id: fff74a9d13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豚骨ラーメン | 作成日時:2018年12月30日 14時