慣れ ページ14
・
Aside
もう、やだやだ。
生意気くんに、男の子に慣れてないのばれちゃったよ絶対
玲於｢ほら、ちゃんと歩けって｣
『あのね、足が言うこと聞いてくれないんだよ』
玲於｢その足は自分のだろ。豚｣
『あ、女の子に豚って言った。逮捕』
玲於｢逮捕、って。笑｣
玲於くん、って人は私の顔を見て、タクシー捕まらないよ？って言ってきた
『歩いて帰れる距離です』
玲於｢なんで敬語？笑
じゃあ、行くよ｣
人見知りが嘘みたい。
なんか、ふわふわした気持ちになる
っていうか、送ってくれるんだ。優しいの…。
ふーん、いい所あるじゃん
玲於｢ほら、どこ？｣
『あれ。すぐそこの、あれ』
私が指さすと、玲於くんが俺んんちと近いじゃん、ってちょっと驚いた顔をして。
『え、じゃあいつでも会えるね』
玲於｢別にそういうことじゃねぇ｣
『え、バカ』
こんな軽口を叩けるようになるくらいまでには、うちとけたかな？
きっと、人見知り同士だったら仲良くなれるの。
うん。
マンションの前で玲於くんが掴んでいた私の腕をパッと離した
ちょっと、ちょっとだけだけど、
寂しくなっちゃったのは多分気の所為
玲於｢じゃあな。…えっと、…｣
あ、名前、かな？
まだ知らなかったんだ。そういえば言ってないもんな
『Aだよ。』
玲於｢あ、苗字は教えないスタイル？｣
『あ、えっとね、』
玲於｢いいよ、別に苗字で呼びたいわけじゃないし。笑
じゃあな、A｣
頭にぽんって手を置いてそのまま歩いていく玲於くん。
『バイバイ、』
小さく呟いた声は、どうか届きませんようにって願いを込めて。
だって、振り返られたら気づいちゃうでしょ？
リンゴみたいな真っ赤なほっぺたに
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1057人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
豚骨ラーメン(プロフ) - 沙矢さん» ありがとうございます！めっちゃ嬉しいです…！（泣）感激です！今日完結するつもりなので、是非ご覧くださいね！ (2019年1月8日 3時) (
レス) id: fff74a9d13 (このIDを非表示/違反報告)
沙矢(プロフ) - 初めて豚骨ラーメンさんの作品を読ませてもらったのですが、すごい好きです!!!!唐突でごめんなさいm(_ _)m書き方というか、話の進み方とか主人公の性格とかいろいろ！更新されるのをとても楽しみに待っています笑 (2019年1月4日 20時) (レス) id: 90dc9eec21 (このIDを非表示/違反報告)
豚骨ラーメン(プロフ) - ソルトさん» えぇ！めっちゃ嬉しいです…っ！ソルトさんみたいなコメント、本当に心がポアってなります！笑 (2019年1月4日 14時) (レス) id: fff74a9d13 (このIDを非表示/違反報告)
豚骨ラーメン(プロフ) - miyuu___0106さん» ありがとうございます！冬休みの間に終わらせようと思っているので、更新を待っていて下さい！笑 (2019年1月4日 14時) (レス) id: fff74a9d13 (このIDを非表示/違反報告)
豚骨ラーメン(プロフ) - みかんさん» 更新頑張ります！誤字脱字、語彙力のなさを自分でも痛感していますが、どうぞ最後まで暖かい目で見ていただければと思います！ (2019年1月4日 14時) (レス) id: fff74a9d13 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：豚骨ラーメン
| 作成日時：2018年12月30日 14時
