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知る者と知らない者3 ページ16

『ゴルゴン様、どうなさいましたか?
なにか私にお気に召さないことでも?』

ゴルゴン「いや、提案だ。」

『提案………ですか?
……提案、と言いますと?』

ゴルゴン「お前、ここから
出たくないか?」

………は???

出る?

ゴルゴン様ならば
勝手に決めてもいいのか?

『んー……まぁ出たい
です…ね、はい。』

出たい、か。

本人の思いは初日に聞いた。

きっと嘘だろう。

ゴルゴン「なら、こういうのは
どうだろうか???
近頃レクリエーションを
しようと思う。」

『レクリエーション、ですか?』

ゴルゴン「そのため、囚人には
戦ってもらう。」

戦う………

確かリアムが言っていたな…

レクリエーション(デスゲーム)のことを。

ゴルゴン「なに、
難しいことはないさ。
ただ優勝するだけでいい。」

なぜ優勝を?

『優勝………何をなさるんですか?』

ゴルゴン「俺は、9番が
気に入らなくてな。
9番以外にも話そうと思っている。」

『順位と言いますと?』

ゴルゴン「ふむ……
10番は1位として、6番が2位、
8番が3位、最下位が9番。
というのはどうだろう?」

『優勝したことによる、
(わたくし)へのメリットとは?』

ゴルゴン「優勝は+5日、
2位は+2日で、3位は+1日。
最下位は-5日だ。」

微妙に会話がかみ合っていないと
思うのは俺だけか???

あと、10番は日数が多い。

メリットをあまり感じない。

それぞれの(今の)日数を考えると…

10番が(残り)29、
8番が22、6番が18で9番が17。

『………私が一番多いのでは?』

………やはり同じことを考えていたか。

ゴルゴン「だか、日数をこのまま
保ち続けるのは難しいだろう?」

『だからというわけですね?』

いや、流石にそれは無理がある。

無理やり納得させてるな。

ゴルゴン「もし仮に断ったとしたら…
分かってるな…………?10番。
必ず勝て。どんな方法を使ってもな。」

ここか。

『っ…………はい……』


明らかに嫌がっている。



シアル「あまり聞いていて
いい気分にはならないな。」

1人きりの部屋でポツリとつぶやく。

シアル「さて、書類書くか。」


また行われだしたレクリエーション。

そもそもここって、船なの!?

思っていたよりも広くないらしい?

いくつかの隠し部屋も発見!?


次回、隠したいこと

君の心も、かんきんしちゃうぞ♪

隠したいこと→←知る者と知らない者2 シアル看守長Side



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ねこまくん - (『あ、2人はいとらしいんですよ。』) (5月14日 8時) (レス) @page8 id: c3677e107f (このIDを非表示/違反報告)
ねこまくん - 『取り合い』のぺいんとの「もう一回言って?」の前のは、脱字ではありません。 (5月14日 8時) (レス) @page8 id: c3677e107f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねこまくんnnnnnnnnッ! | 作成日時:2023年5月10日 17時

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