休んでくれ【桃紫】 ページ31
主が現在お熱なので…(((
看病桃紫を書きます。
僕も桃くんに看病してほしい((
──────────
目を覚ますと、暖かさを感じた。
何もかけずにソファで寝たはずなのに。
額には冷たさを感じた。
自分で何もしないで、誰も呼ばなかったのに。
…そして、普段自炊なんてあまりしないキッチンからは、暖かい料理の匂いがした。
「…さと、ちゃん」
「なーくん。起きたんだね」
枯れた声で恋人の名前を呼ぶ。
あれ、俺こんな声だっけ。
さとみくんは優しく微笑んで、エプロンをしたままこちらに近づいてきた。
「なーくん、体調、マジで気をつけて。」
「…ごめん。」
「でも、なんでここにさとみくんが、」
「いつもなーくんにLINE送ったらすぐ既読つくのに、未読スルーなんておかしいでしょ」
「え、連絡してくれてたの?」
「ごめん、気付かなくて…」
「無理に返事されるよりマシだよ。こうやっておかしいと思って飛んでこれたし」
「…うん」
「あ、そーだ。なーくんの熱計ったら37.8だった。あと着替えさせた」
「へ?」
「……まじじゃん!?これさとみくんのパジャマじゃん!?」
「それしか無かったんだよ!」
「えへへ、通りでなんかさとみくんの匂いすると思ったあ」
「…そうかよ」
「さとちゃん照れてる?かわい…っけほ、っ、」
「ちょ、無理して喋んなって…」
「なーくんとか俺とかは声を仕事にしてるでしょ。喋れなくなったらどうすんの」
「ダミ声になるの嫌でしょ」
「うん…」
「返事しなくていいよ。頷くか首振るか、それか筆談でもいいから」
「…でもさとちゃんと話したいもん」
「……最低限のことだけな」
どうやら熱を出した俺はかなり我儘なようだった。
さとちゃんに迷惑かけるかなあ。ごめん…
「さとちゃん、何作ってるの?」
「スープ。病人には消化にいいものだろ」
「食欲無かったら食わなくていいけど、ゼリーちょっとでいいからたべて」
「ありがと。スープ飲む…」
ほんとは食欲ないんだけど。
さとみくんのだったらいくらでも大丈夫。
「無理しないでね。」
そう言って目尻にキスを落とされる。
ちょっとびっくりするから言ってからにして欲しい。
「うん」
「……ん、あったかい…美味しい」
「そう?良かった」
「それね、俺がななのために考えたやつ」
「そうなの?俺これ大好き。」
「ふふ、やりぃ。」
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桜の中の亀@すけふれ(プロフ) - しばいぬ。のサブ的なさん» ありがとう!! (2021年6月5日 17時) (レス) id: 2940edcd04 (このIDを非表示/違反報告)
しばいぬ。のサブ的な - 桜の中の亀@すけふれさん» あるよねそれ!!リクエスト了解!!!! (2021年6月5日 17時) (レス) id: 861ba6ed44 (このIDを非表示/違反報告)
しばいぬ。のサブ的な - みーさん» わかりみが深い!!!!!!! (2021年6月5日 17時) (レス) id: 861ba6ed44 (このIDを非表示/違反報告)
桜の中の亀@すけふれ(プロフ) - リクエストおねしゃます(?)(((←誰だよ えーとね、青紫で、足湯に魚がいる温泉入って、紫君が喘○で、青君が嫉妬するやつみたいです!!← (2021年6月5日 15時) (レス) id: 2940edcd04 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 橙紫の紫くんツンデレ可愛いですね。天使!受けがツンデレ好きです(攻めも好きですけどね) (2021年6月5日 14時) (レス) id: e6fff1ccef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しばいぬ。@すけふれ | 作者ホームページ:なし
作成日時:2021年4月21日 21時