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「あ･･･貴方は、誰ですか、！」
？？「んも〜本当に阿部ちゃん記憶封印早く解いてくれ〜･･･
俺は佐久間だよ、佐久間大介！」
「佐久間･･･さん？」
大「そ！猫又の佐久間大介！」
私の足元でクルクルと回る猫さん･･･じゃなくて佐久間さん。
「会いたかったぞ！」「早く帰ろ！」とは言われても。
「帰るって、ここが私の家ですが･･･」
大「確かに･･････いや、あそこはAの第二の家じゃん！皆会いたがってるよ」
「皆って･･･鴉天狗さんや、九尾の狐･･･さん？」
大「そう！照にふっかに、阿部ちゃんも、てか皆！」
「･･･でも私、ここからは出れないです」
実は私の部屋にも小さな結界が張ってある。
外からの侵入者を防ぐのと、私が勝手に出れないようにする為。
この結界のせいで、私は自由に外に出れないのだ。
さっきのラウちゃんの様に、神宮家に関わる人なら家の外ぐらいまで入れるが。
妖なんてもっての外･･･。
待って･･･、何で佐久間さんは私の部屋に入ってこれたの？
大「任せとけ！ふっかからAの部屋の結界壊すお札貰ってきてるから！
てか、それで俺もここに居るんだけどな！」
「そんな事が！、でもお父様が心配してしまいます･･･」
大「真面目か！！！別に俺らはAを取って食おうとしてるわけじゃないから大丈夫！
桜子との約束守りに来たんだよ」
「･･･！！やっぱり、おばあ様の事知ってるんですね！」
大「それはまた帰った時に話すから」
気付いたら猫さんだった佐久間さんが人の姿になっていて
大きな瞳で私を捕らえる。
大「本当、大きくなったなぁ、A」
九尾の狐さんとはまた違う、白くて男らしい手で私の頭を撫でる佐久間さん。
手の体温が気持ちよくて、自然と緊張がほぐれていくのが分かる。
あぁ･･･私、この人の手を知ってる。
大好きだった暖かさにそっくり。
大「はい、お姫様、お手をどうぞ」
私の前にゆっくりと伸びてくる佐久間さんの手。
まるでその手を待っていたかのように、私は目の前の彼の手を握ってしまった。
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もたな(プロフ) - とみさん» コメントありがとうございます！その一言がとても励みになります🥲これからもこの作品を見守って下さい🥲 (2022年6月27日 17時) (
レス) id: 67746b69ee (このIDを非表示/違反報告)
とみ(プロフ) - コメント失礼します。とても面白いです！更新楽しみにしてます、頑張ってください！ (2022年6月26日 13時) (レス) @page19 id: 46bd25dac8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もたな | 作成日時：2022年6月23日 22時
