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「桜の花・・・」
昔、おばあ様が言っていた言葉を思い出す。
「もし私が死 んだ時、桜が降ったら、それは私の友達の仕業だよ」
あの日、冬だったのに降ってきた桜の花。
奇跡だ。そう村の人々は口ずさんでいたけれど、私はおばあ様の友達の妖がした事だと思った。
だけど、そんな事は誰にも言えない。
昔から妖は恐れられ、近づいてはいけないと言われてきた存在。
ましてや私はこの能力を持っているせいか、恐ろしいものだと伝えられてきたからこそ
あの日初めて会った日。
『怖い』という感情より先に『嬉しい』という感情が勝っていた事実に違和感を覚えた。
もし、また会えるなら。
おばあ様の事聞けるかな?
貴方達がおばあ様のお友達ですか?って。
「このまま、パッと現れたりしないかな〜」
??「それが現れちゃったりして」
「っえ!!!」
??「にゃはは、A久しぶり〜」
部屋の中から声が聞こえる。
でも姿は見えなくて、・・・どこにいるの!?
??「ちょ、A!下下!!どこ見てんの!」
「え、・・・下?」
声に言われるがまま下を見渡してみると、そこには・・・。
「・・・・・・猫、さん?」
??「やっと見つけてくれた!久しぶり!A!!」
尻尾が2本生えて、喋る猫さんが居ました。
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もたな(プロフ) - とみさん» コメントありがとうございます!その一言がとても励みになります🥲これからもこの作品を見守って下さい🥲 (2022年6月27日 17時) (レス) id: 67746b69ee (このIDを非表示/違反報告)
とみ(プロフ) - コメント失礼します。とても面白いです!更新楽しみにしてます、頑張ってください! (2022年6月26日 13時) (レス) @page19 id: 46bd25dac8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もたな | 作成日時:2022年6月23日 22時