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あれから数日。



私は外に出れない毎日を過ごしていた。






「はぁ、退屈だ・・・」




お父様や、神宮家の人は更に強力な結界を張るために出ずっぱりだし


蓮は「俺はもっと強くならなきゃダメだ」とか言い出して、修行しに行ったっきり会えていない


私も何か手伝う!と意気込んでも
七瀬や、他の人に部屋から出るのは危ないからダメだ。と言われて出れていない。





「私だって何か役に立てるのに、」




守れらる事しか出来ない自分に腹が立つ。





「・・・ちゃん」



「え、今何か声が聞こえたような・・・」



「・・・Aちゃんっ」



「え!うそ、ラウちゃん!?」




外からかわいい顔がひょこっと飛び出ていた。





「どうしてここに居るの!?」



ラ「Aちゃんの寂しいって声が聞こえてきたから会いに来たの」



そう言いながらラウちゃんは手をヒラヒラしている。



代々ラウちゃんの家系は"風"に強い家系。
力が強ければ強いほど自在に操れる。
特に風に乗せて情報を伝達できるので、ラウちゃんの家系同士は遠くでも連絡が取り合えるのだ。



・・・って事はもしかして私の愚痴がラウちゃんまでに届いていたのか、恥ずかしい、。





ラ「Aちゃんまた外に出れてないの?」



「うん、外に出たらまたあの妖達に連れてかれちゃうかもしれないって言われて

蓮も修行行っちゃって帰ってこないの」



ラ「そっかぁ・・・めめはAちゃんの事本当に大切にしてるね」



「うん・・・、でももっと蓮には自分自身を大切にして欲しいよ」



ラ「ふふっ、そんなAちゃんだから、めめはAちゃんを守りたいんだよ」






「はい、これあげる」と手渡されたのは、綺麗な桜の花。




ラ「多分、今のAちゃんに必要なのはコレかなって思って」




そう言ってラウちゃんは帰って行った。

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もたな(プロフ) - とみさん» コメントありがとうございます!その一言がとても励みになります🥲これからもこの作品を見守って下さい🥲 (2022年6月27日 17時) (レス) id: 67746b69ee (このIDを非表示/違反報告)
とみ(プロフ) - コメント失礼します。とても面白いです!更新楽しみにしてます、頑張ってください! (2022年6月26日 13時) (レス) @page19 id: 46bd25dac8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もたな | 作成日時:2022年6月23日 22時

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