30 ページ32
照 side
亮「Aと俺達の記憶は封印する。これでAは俺達の事を忘れるよ」
阿部が眠っているAの額に手を当てながらそう説明した。
寂しくない。なんて言ったら嘘になるけど
これが今は1番得策だったから。
翔「いつこの封印を解くんだ?」
涼「Aが大人になったらかな」
大「それって後どれぐらい?」
辰「多分、あと10年は会えない」
「長すぎだろ」翔太がそう言いながら拗ねている。
10年なんて俺たち妖にとってはほんの少しの時間なはずなのに
Aに会えない10年は、とても長い。
いつからか俺達は、Aという存在に生かされていたのかもな。
辰「またすぐ会えるさ、すぐに」
*
桜子が息を引き取った冬。
そして、彼女が大好きだった春がきて、夏、秋。
そしてまた冬がくる。
そんな風に季節は過ぎて行く。
ずっとずっと待っていた。
キミが、
Aが、
大人になる日を。
1099人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もたな(プロフ) - とみさん» コメントありがとうございます!その一言がとても励みになります🥲これからもこの作品を見守って下さい🥲 (2022年6月27日 17時) (レス) id: 67746b69ee (このIDを非表示/違反報告)
とみ(プロフ) - コメント失礼します。とても面白いです!更新楽しみにしてます、頑張ってください! (2022年6月26日 13時) (レス) @page19 id: 46bd25dac8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もたな | 作成日時:2022年6月23日 22時