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あれから5年。
季節はおばあ様が大好きだった春。
= = = = = = = = = = = = = = =
「Aお嬢様ー！お着替えの準備いたしますよ！」
「はーい、七瀬ちょっとまっててー！」
大きな瓦屋根。
家の前には500年前からずっとある御神木。
長い長い廊下を歩くと大きな広間に出て
外に出ると、村を一望できる場所にある私の家。
『雪之村』
昔、妖と人間が共に助け合い生きてきたと言われているこの村は、私の住む小さな田舎村。
私は、その雪之村を治める一家の『神宮家』の一人娘。
七「お嬢様！蓮坊ちゃんがもう見えてますよ」
「え！うそ、蓮ってばもう来てるの？」
七「お嬢様がゆっくりし過ぎだからですよ」
そう言いながらチャチャッと私の身支度の準備をする彼女。
七瀬は私が幼い頃からずっと身の回りの世話をしてくれているお手伝いさんで、私を産んで亡くなってしまったお母様のお世話もしていた。
私からしたら七瀬は母親同然。
七「もう、お嬢様も22になるんですから、早起きしないと」
たまに溢れる小言も、七瀬の好きなところ。
おばあ様、お母様、そして私。
そうやって受け継がれてきた着物に袖を通して、支度が完了。
良い天気になって良かった。
今日は一年でとっても大事な日だから。
七「お嬢様、お綺麗ですよ」
「ふふっ、ありがとう七瀬」
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もたな(プロフ) - とみさん» コメントありがとうございます！その一言がとても励みになります🥲これからもこの作品を見守って下さい🥲 (2022年6月27日 17時) (
レス) id: 67746b69ee (このIDを非表示/違反報告)
とみ(プロフ) - コメント失礼します。とても面白いです！更新楽しみにしてます、頑張ってください！ (2022年6月26日 13時) (レス) @page19 id: 46bd25dac8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もたな | 作成日時：2022年6月23日 22時
