べるぜバブ 石矢魔高校最強のあの子は面白いことがお好きなようで…

22話 ページ23

カッ、カ、カカッ


教室に入ってきた人は黒板に名前を書き出した。
みんなも喋るのをやめ、その人を見ている。

んー、なんか…つまんなそうな人が来たなー。


佐渡原｢―――というわけで、今日からこのクラスの担任をうけもつ事になった佐渡原だ。よろしく｣

少しクラスがざわついた。


佐渡原｢聞けば君らはあのゴミ高校の中でもトップクラスのゴミらしいが、
最初に言っておくぞ。この聖石矢魔学園に来たからには、
今までのような学園生活が送れると思うな。｣

佐渡原｢反抗的な者。暴力をふるう者。その他ルールを守らないものには、
停学･退学など厳しい処分もありうると思え｣


やっぱり面白くない人だなー。
古市君、｢なんだこいつ…｣って顔してるし。

佐渡原｢まずは、そうだな｣


ん？何かするの？

佐渡原｢貴様、なんだそのシャツは。指定の物ではないな…脱げ｣


姫を指さしてそう言った。

貴方｢そこなんだ！｣

佐渡原｢あ？｣

あ、思わず口にでちゃった☆

貴方｢なーんでもー｣

佐渡原｢ﾌﾝｯ。…おい、何してる。さっさと脱げ｣

シャツって…。盛りすぎなリーゼントの方が気になるよ。
あと指さしちゃだめでしょ。


姫川｢――――…やなこった｣

あー、やっぱり。そう言うと思った。


佐渡原｢ほう…、停学になってもいいのか？｣

姫川｢てめーこそ言葉には気をつけろ｣

佐渡原｢なに？｣

姫川｢教員一人クビにするくらいわけねーんだぜ？｣

そういうと携帯をいじり出した。

姫川｢佐渡原巧…27歳独身バツ一。
あらー、聖職者がこんな店に出入りしてていーのかねー。
まあ、こわい｣

佐渡原｢………っ。じょ…冗談だよ…｣

何を見せられたのかは知らないけど、明らか態度が変わった。

あはー、やっぱり面白くない人だなー。

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