ヒーローになりたい【mct-a】 (ページ3)

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伊波「珍しいじゃん、俺より遅いの」

いつもの通学路を幼なじみのライと一緒にいつものように歩く。

『んー……なんか夢見がわるかったんだよね、内容なんも覚えてないけど』

伊波「夢ってなんで起きると覚えてないんだろうな〜」

ライと他愛もない話をしてると後ろから肩を叩かれこれまた見知った顔ぶれの面子。

「A、ライ、おはようございます」

「……お前ら今日いつもより遅くね？」

「たしかに、僕らと同じくらいの時間帯で見んの珍しいなぁ」

ライ「星導、小柳、カゲツ！おっす〜」

『おはよ、わたしが起きれなかったからね、ライが家まで来ちゃったし……』

ライ「いつも先にいるのにいないから心配で家までいっちゃった！連絡してもでないし！」

一人暮らしのわたしはライに合鍵を渡している。前に熱でぶっ倒れた時3日くらいベッドの下で意識失っててその間連絡もないからものすごく心配された。

他に頼れる人も近くにいないので幼なじみのライに何かあった時のために合鍵を渡していた。

だから今日も心配して家まできてくれた、という訳。

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