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黒瀬「……それは、覚醒してないからですか？」
『……？！な、んで………そのこと』
黒瀬「……なんと、なくです。あと、わたしもそうですから」
『ユイも……？』
黒瀬「はい……、私元々戦闘も得意じゃなくてどちらかというと情報収集とかが得意で……でも、それだけじゃやっぱりヒーローにはなれないのかな、って最近思ってます」
『……わ、たしも、どんなにいい点をとっても、評価がよくても、わたしにはそもそも素質がないんじゃないかなって、。仲のいい人達もみーんな、覚醒して、本物のヒーローみたいで、羨ましくてっ……わたしには何も無いんだなって思ってしまった。』
黒瀬「……なんとなくですけど、Aちゃんならなれますよ、ヒーロー。気の利いたとこは言えませんが、一緒にがんばりましょ！」
そういってわたしを抱きしめてくれたユイ……
初めてあったのに、初めて話したのに、
いつも一緒にいたライ達よりも話しやすくて心地よくて、
『……ありがとっ』
すこし涙がでてしまった。
わたしは気が付かなった。
わたしのもっている黒曜石のネックレスとユイの黒いはずの瞳が一瞬赤く光ったのなんて。
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作成日時：2024年3月1日 1時
