『瞳、』【ﾊｲｷｭｰ】 (ページ8)

今日:14 hit、昨日:23 hit、合計:4,214 hit

06 ページ8

Aside

「Aは何部入るの？？バレー部とか入らない？？w」

リエーフに聞かれて戸惑ってしまった自分がいた。

話せない…よな。

リエーフはバレー部に入るらしい。

『リエーフがバレーかー』

「え、なんかおかしい？？」

『いや、いいんじゃない？？身長も活かせるしさ』

「やっぱ？？？俺期待されてんのかなあ！！」

無邪気にはしゃぐリエーフを見てたら、余計に「あれ」を話す気にはなれなかった。

『佑月は？何部？バドとか？？』

「いやー私も帰宅部かなー。暇してたいw」

『お！w じゃあ一緒に帰れるわw』

「悠希は？そのままバスケ部？？」

「そのつもりー」

そのままってことは中学もバスケ部だったのか。
ぽいな、わたゆう。

「あ、やばいもう移動じゃん。」

『ほんとだやば』

わたゆうが気付いてみんなで体育館へと向かう。

『あ、今日体育祭の初練習だっけ？』

「そうそう！めっちゃワクワクしてる！」

「俺なんか派手なのやりたい！！」

「応援団でもやろっかな俺」

そう。ここ音駒高校には秋の体育祭があるんです！

今日はそのための授業。

派手なのやりたいとは思わないけど、ちゃんとワクワクしてる。

どうなるかな。初の体育祭。

…

「うん。まあお前らは予想どおりっちゃそうだな。」

「そうねー、盛り上がりには欠けてないわw」

「ほんとになれるとは…！！！！俺ガチで頑張る！！！！」

『なんで…ほんとになんで………』

そうです。リエーフにとっては嬉しいことかもしれないけど、私にとってはそこそこ最悪の事態。

リレー選になってしまいました。

クラスで男女1人ずつ選出する紅白対抗リレーの選手。

『なんでよりによって私……他にも陸部の子とか選択肢あったでしょ……』

「まあまあ、しょうがないじゃん。うちのクラスの女子短距離の子がほとんどだもん。」

『もう…負けても知らん………』

「そんな落ち込むなってA！！俺と一緒じゃん！！」

『そういうことじゃない！！！』

そう言って顔を伏せたけど、

危なかったあ……。

俺と一緒じゃん！！とか言っちゃってなんなのリエーフ……

口角上がっちゃうじゃん……