03 ページ5
葉っぱも緑になったころ、
私はもう「リエーフくん」ではなく「リエーフ」と呼べるようになっていた。
ちなみに斜め後ろのかわいいセミロングの子、名前は佑月って言うらしい。
あの後すぐに仲良くなれた。
今では親友とも呼べる仲だ。
「…ぃ、おい、灰羽、長瀬、起きろー」
「『……はい？？』」
後ろの佑月が肩を震わせて笑いをこらえてる。
「お前らなあ、いくら仲良くても担任の俺の授業で一緒に寝られても困るぞw」
「『あ、はい』」
「ぶわあっはっはっはっwww」
『？！ 何佑月！！！』
「いやwww どんだけハモるのあんた達www」
二人で顔を見合わせる。
「『あっはははははははwww』」
「Awwwwww 顔wwwwww」
『いやリエーフもwwwwww』
二人ともおでこに服の跡がついてて爆笑。
「おいそこー、起きたのはいいけど静かにしろー」
「すいませーんw」
こんなふうに、授業中騒いじゃうのもリエーフとで、短い期間ですごく仲良くなった。
『え、私達寝てた？？』
「そうらしいw」
そんなことも多々。
本当に充実した(?)高校生活を送れていると思う。
「お前らさあ…」
授業後にそう話しかけてきたのはリエーフの友達の渡辺悠希。通称わたゆう。
「ほんとすげえわ。その度胸よ。」
「それな？w 授業受けないからテスト悲惨なことになってんのにw」
佑月も話に混ざる。
だいたいいつも話してるのはこの4人で、佑月とわたゆうがツッコんでくる。
そう言うと私とリエーフがボケてるみたいになるけど、リエーフはまだしも私はボケてるつもりはない()
まあでもほんとに、
瞳、
きれいだよなあ。
そう。ちょっと、気になってる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：#百鬼ｻﾝ | 作成日時：2022年3月8日 17時
