『瞳、』【ﾊｲｷｭｰ】 (ページ3)

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Aside

まだ見慣れない制服と見慣れない通学路。
そして見慣れない顔の生徒。

音駒高校。
私が今日から通う高校。

桜舞う本日、入学式です。

張り出されたクラス名簿を見て、自分の名前が1年3組の紙に書いてあるのを見つけた。

『…よし。』

気合いを入れ直して新品の上履きに履き替える。
心の中は緊張で暴れだしそうだけど、平然を装って教室に入る。

『お、ラッキー。』

窓際、後ろから2番目の席だ。
斜め後ろはかわいいセミロングの子。
後ろの人がまだ来てないな、なんて思いながら席につく。

まあまだ時間あるし、もうすぐ来るのかな。
どんな人だろう。
パッと入口のドアを見たとき、

君がいたんだ。

『背たっか…』

いや待ってこの人190はある。
しかも髪の色違う…？ハーフか何かかな。
前の席とかじゃないよな…流石に見えないぞ…

おっと、

まさかの後ろ。……後ろ。

え、どうしようどうやってコミュニケーション取ろう。そもそも何人？ヨーロッパかな。アジアではないな。
言語は？日本語？外国語？？

なんてテンパっていると、担任の先生らしき人が入って来て、

「1年3組のみなさん、おはようございます。
そろそろ式の開始時間になるので、全員体育館へ移動してください。」

もう時間か。早いな。

他の人の流れに乗って、体育館へ移動する。

ここの生徒か。今日から。