『瞳、』【ﾊｲｷｭｰ】 (ページ18)

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リエーフside

「よし…！時間通り！」

待ちに待った日曜。

服どれにしようとか悩んだけど、結局姉ちゃんに選んでもらった。

歩きながらLINEを返して、待ち合わせ場所に向かう。

A、どんな格好で来るんだろ。
私服を見るのは初めてだし、胸の高鳴りがやまない。

あ、

「お！！A！！！！」

俺の声に気付いた君と目が合う。

やばい…超かわいい…めっちゃ似合ってる……

Aはいつもよりも高めのポニーテールに黒のキャップ、
細ボーダーのタイトニットトップスに黒のスキニー、
華奢めなブレスレットと厚底スニーカー、小さめのショルダーバッグ。

スタイル良くないとこんなの着れないだろ…

絶妙に体のラインが分かる服を着たAは余計にグッと来る。

俺はじっくりAを見ていたらしく、

『え、なんか変…？？？』

と言われてしまった。
変どころか可愛すぎる。

「いや、全然！！！めっちゃ似合ってる！！！！」

今は「似合ってる」しか言えないことがすごく残念だ。

本当はいくらでも「可愛い」って言いたいのに。

ぼちぼちで遅れた2人も合流して、4人で入場する。

佑月ちゃんはなかなかテンションが上がっている。

「私予習してきたんだよね！！まずさ、このジェットコースター一発かまさない？？」

「初手ジェットコースターかよ…」

『え！いいじゃんいいじゃん！！！行こ！！』

女子2人は乗り気だけど、悠希はもうちょっと落ち着いたスタートが良かったらしい。

「リエーフ絶叫大丈夫な人だっけ？」

「ちゃんと座るとこあるやつならね！！」

たまに存在する体もぐるんぐるん回るやつ、あれは本当に無理！！！！！
落ちるじゃんあんなの！！！！

「ま、後でお化け屋敷でも入らせるか。あいつら」

いつも通りのテンションの悠希は、はしゃぐ2人を見て後ろからついていく。

俺もAを常に視界に入れつつついていく。

なんか、いいこと起こりそうだな。