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Aside
『これで大丈夫かな…』
何度も何度もスマホで自分の姿をチェックする。
〈ごめんちょっと遅れるー〉
佑月からLINE。
『珍し。佑月が遅刻なんて』
いつもだいたい5分前には着いてる佑月が、珍しく遅刻してくるらしい。
〈ごめん俺も10分くらい遅れるかも〉
今度はわたゆうからLINE。
『一応今日テーマパークなんだけど…』
《了解〜 リエーフは??》
一応LINEを入れておく。
〈俺はもうすぐ着く!!!!〉
リエーフも珍しいな。
いつも遅れてくるのに。
とか言っといて、いつも遅刻してる私も今日は15分前に待ちあわせ場所に着いている。
なんでかって?
もちろん、
「お!!!A!!!!!!」
リエーフがいるから。
私の名前を呼んでリエーフは固まった。
「えっ」
『え、なんか変…???』
どうしようこれでイマイチとか言われたら…………
「いや、全然!!!!!めっちゃ似合ってる!!!!!」
『良かった良かったw』
ふぅ…良かった良かった……
じゃなくて!!!!!!!!!
待って待って…………
リエーフめっちゃかっこいいんだけど………
無難なプリントTに黒の細めのパンツ。
バケハにワンショルダーバッグ。
更に黒の腕時計。
アイテム自体はシンプルなのに…
好きな人が着てるから、かな。
頑張ってニヤけないように唇を噛みつつ、
『とりま2人待つ??』
「そうだな!」
2人が来るまで他愛もない会話をする。
10分後、
「ごめーん!!待った??」
佑月とわたゆうが並んで歩いてくる。
『ぜんぜーん!』
「話してたから大丈夫!!!」
「ごめんなー」
「じゃあ入ろ!!アトラクション並ばなきゃ!!」
佑月もテンション上がってるなあ笑笑
よし、まじで楽しも!!!!
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作者名:#百鬼サン | 作成日時:2022年3月8日 17時