深く繋がれるもの ページ40
エピソード30
スノウ「?何を聞きたいんじゃ?」
A「私やっぱり記憶を取り戻したくて。何か方法を知りませんか?できれば自力で思い出せるような」
スノウ「うーむ。残念じゃがそのような知識は持ち合わせておらん。ホワイトはどうじゃ?」
ホワイト「うむ。魔法でもなんでもなく、ショック療法というのは聞いたことがあるが…」
A「脳に刺激を与えるということですか?」
ホワイト「そうじゃな。何かオーエンと深く繋がれるものがあればいいんじゃが…」
深く繋がれるものといったら1つしかない。
A「指輪だ…」
スノウ「ほほう!指輪とはオーエンちゃんもなかなか粋なことをするのう」
ホワイト「ほっほ。あまり無理はせぬように。それではもう一度ミスラを説得しにいくかの」
A「はい!」
そしてミスラの所に行った。てっきり前回の記憶があるので大丈夫だと思っていたのに…
ミスラ「あ、忘れてました。まずい。《アルシム》」
スノウ「行ってしもうた…」
A「間に合えばいいですね…。大丈夫かな?」
ホワイト「とにかくアーサーのもとにゆこう」
オーエン「待って。賢者様は僕に付いてきて」
オズ「すまんがオーエン。私は賢者がいないと魔法を使えん。だから_」
オーエン「そんなのわかってるよ。でも、僕は絶対に守るって約束したから。お願い。僕といて」
今まで見たどのオーエンよりも必死なのが伝わってきた。けれど、ここを乗り越えるにはオズの魔法が不可欠だ。
迷っていると左手の薬指が熱くなった気がした。
そうだ。これがある。
A「オーエン。私一度墓地で襲われかけた時、咄嗟に口から呪文が出て、指輪に助けられたことがあったの。だから大丈夫。この指輪が守ってくれるなら、私怖くない」
オーエン「……わかった。でも何かあったら僕を呼んでね」
A「ええ、もちろん!だから今回も大活躍して来ちゃいなさい!!」
オーエン「じゃあその前に確認させて。今呪文を一緒に唱えてみて。せーのでいくよ……。せーの」
オーエン&A「《ティ・アーモ》」
スノウ「おお…」
ホワイト「なんと……!」
オズ「これは……」
呪文を唱えるとあの時のように指輪が現れ、炎が獣の姿に変化した。
言われてみれば、あの地獄の番犬ケルベロスにそっくりだった。ただ、サイズ感を小さくした感じ。
オーエンがケルベロスにあとは頼んだぞと言って消えると同時に、私は意識を手放した。
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明瞻(あけみ)(プロフ) - 夢御神槌さん» 大丈夫ですよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!コメントありがとうございます! (2020年11月1日 9時) (レス) id: b0e4b10a69 (このIDを非表示/違反報告)
夢御神槌(プロフ) - オーエンお誕生日おめでとうおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!←すみませんお祝いした買っただけなんでs((((殴 (2020年11月1日 9時) (レス) id: f59e7bfd64 (このIDを非表示/違反報告)
明瞻(あけみ)(プロフ) - 怜榎さん» ありがとうございます!!やっと21章に辿り着けたところなので少し編集しつつ頑張っていこうと思います! (2020年4月6日 20時) (レス) id: b0e4b10a69 (このIDを非表示/違反報告)
怜榎(プロフ) - 初めまして!!うちもオーエン推しなんです!!作ってくれてありがとうございますぅぅぅぅ!楽しみにしてまーす! (2020年4月6日 19時) (レス) id: 197c7b9509 (このIDを非表示/違反報告)
明瞻(あけみ)(プロフ) - NEO GEOさん» ありがとうございます!最近コロナで大変ですよね…。私は幸運なことに私の地域ではコロナは出ていないので(隠れはいるかもしれませんが)自宅でオタ活しています!wこれからも書けるよう頑張りますので応援よろしくお願いします!! (2020年4月5日 0時) (レス) id: b0e4b10a69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:明瞻(あけみ) | 作成日時:2020年4月3日 10時